作り手の喜びとは?「たろうのばけつ」
こんにちは。
急に涼しくなって体調を崩し気味のくるみです。
子育て中の方、子供が幼稚園や学校で作ってくる作品、どうしてますか?
うちは、重ねてしまっておける絵はとっていますが、かさばる工作の数々は少し飾って気が済んだら写真をとって捨ててしまっています。
私は基本的に物を捨てられない方なので、惜しみつつも仕方なくという感じです。
分別するために壊しながら捨てる時の罪悪感(?)ったらないです。
友達と話していると、全然気にせず捨てる人、全部とっておく人、それぞれいます。
作った作品、子供たちはどうしたら嬉しいのでしょう?
今日はそんなことに思いを馳せる絵本です。
作り手の喜びとは何か
たろうくんはバケツを作りました。
お母さんも動物たちも上手だとほめてくれました。そして、動物はそれぞれにバケツを使いたがります。
みんなが使ったバケツ。その行く末は…
にーさんは、みんなの使い方ではバケツが壊れるんじゃないかとハラハラしていました。
ひめは、最後がとても嬉しかったようで、自分のことのように幸せそうにニコニコしていました。
そう、作り手として何が嬉しいって、使ってもらえることかもしれません。
みんなが使いたがること、それこそが物作りの喜びなのです。
自分が作った物がみんなの役に立ち、喜んで使われること。
それってメーカーの企業なんかでも掲げてる物作りの基本理念では?
大人になっても変わらない人間の本能的な欲ではないかと思います。
そういえば、ひめは家でも折り紙でリボンを作っては「今度髪につけてみて」とか、紙に絵と線を描いて「メモ帳に使って」とプレゼントしてくれます。
それを「わあ上手!ありがとう」と言うことはあっても実際使ってない。
(適当にあまり見ずに言うことすらある…)
この絵本を読んで、これからは使おうと決意しました。
(全部は無理だけどね)
- 作者: 村山桂子,堀内誠一
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1960/06
- メディア: 単行本
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