3つのたねに絵本の水を

3人の子供たち、にーさん(小3)ひめ(5歳)ちび(1歳)に読み聞かせた絵本を紹介しています

発達障害だとしても、発達障害でなくても「いっぽんのせんとマヌエル」

こんにちは。
ロフトへの梯子もどんどん上っていってしまう、怖いもの知らずのちびに手を焼いているくるみです。

去年、にーさんがアスペルガー症候群(知的障害のない自閉症)ではないかと本気で思うことがあり、その手の専門書を何冊か読みました。
もしそうだったら、親として何をしたらいいのか、知りたかったのです。

その読書で私が学んだことは、発達障害発達障害でないとされる人には明確に境界があるわけではないこと。(特に知的障害がない場合は分類しにくい)
加えて、障害があったとしても障害と呼ぶほどではなかったとしても、親がするべきことはそう変わらないこと、でした。

親ができることとして、私なりに理解したのは、

「子供の個性、特性をよく観察し、否定せずにそのままを認めて、もしそれによって生きにくさを感じることがあるなら、生きやすくなるように、工夫してあげること。将来的には自分でその工夫ができるように支援してあげること」

です。

それはどんな子供に対しても親がやるべきことに他ならないと思いました。

発達障害の症状が重い場合には、周りの助けが必要になってくると思ったので、にーさんは児童相談室でテストを受けました。

テストの結果が出ても「発達障害ではないですよ」とは言ってはくれません。こういうところが苦手です、と言われるだけです。
発達障害と呼ばれるかどうかはあくまで曖昧なのでしょう。(医療機関なら違うのかもしれません)

ただ、困っていた症状は軽くなりました。
その話はこちら↓

子育てに行き詰まったら 「ぎゅっ」 - 3つのたねに絵本の水を

専門家に相談に乗ってもらったり本で調べたりしたことは子育てをする上でとても勉強になりました。

スクールカウンセラーの制度など、本当に有り難かったです。

おかげさまで、今も探り探りですが、前を向いて子育てができています。

さて、長い前置きになってしまいましたが、そんなことを思い出した今日の絵本です。

「線」で繋がる世界

マヌエル君の1日は線と共に始まります。
絵本の初めから終わりまで続く1本の線。
学校の入り口も、ブランコも、ママの手も、線が繋ぎ、線で世界は続いていきます。

この絵本は、「線」に興味を持ち「線」を通して世界と繋がっている自閉症のマヌエルくんと作者が知り合ったことをきっかけに作られました。

ピクトグラムという言葉を絵で表したものが、ページごとに描かれていて、恐らく自閉症の子も楽しめる絵本なのではないかと思います。

絵本のすごいところは、そういう特殊な絵本だとしても、誰でも純粋にただ楽しめるところです。

字が読めても読めなくても、意味がわからなくてもわかっても、絵を見て何かを感じさえすればいいのです。

5歳のひめは線が続いていくことが楽しく、指で辿りながら読み、夜の星空に線が伸びているところでは、「点つなぎみたい!」ととても嬉しそうにしていました。

にーさんは、終始クールに眺めていましたが、ピクトグラムについて気になったらしく、後でじっくりあとがきを読んでいました。
あとがきにはこの絵本が生まれた経緯や自閉症について書かれています。
「どうだった?」と聞いたら、
「あとがき読むの好きなんだ」と満足そうにしていました。どんなことを感じたのでしょう。

「線」というものが特別に見える子もいる。
世界の見え方は人によって違う。
それぞれの見え方にいい悪いはない。
豊かな多様性があるだけなのだ。

そんなことを私は感じました。

アスペルガーの診断をされた方にも自閉症の方にも実際にお会いしたことなく、わかったようなことを言うな!と気分を害した方がいらしたら申し訳ないですm(_ _)m

いっぽんのせんとマヌエル

いっぽんのせんとマヌエル