3つのたねに絵本の水を

3人の子供たち、にーさん(小3)ひめ(5歳)ちび(1歳)に読み聞かせた絵本を紹介しています

かわいい子には旅をさせよ「こんとあき」

こんにちは。
おやつが食べたい時や何かをとって欲しい時に「マアーマッ!!」と叫びながら突進してくるちびが、私のことをママって言ってるのか未だに確信が持てないくるみです。

皆さんは子連れで電車に乗っていますか?

私は自分自身は小さい頃から移動と言えば電車だったのですが、子供が産まれてから駅から離れた家に引っ越しこともあり、車に慣れたらもう楽すぎてほとんど電車に乗りません。

子連れはとにかく荷物が多い。
おむつに着替え、少しのオモチャ、おやつに上着…

そんな大荷物をベビーカーに全てぶら下げて、ホームと電車のすき間にビビリながら乗り込み、スペースをとってしまうことに頭を下げつつ、下の子がグズらないことを願い、必死であやしながら、上の子たちも静かにさせ、揺れに耐える…そして降りたらエレベーター探し。

あまりにもハードルが高すぎます。

そんなこんなでうちの子は電車に乗り慣れていません。

でも、電車の旅もいいものですよね。
少し落ち着いたら経験させてあげたいなと思ったりします。

今日の絵本は電車で2人旅するお話。

ほんとにだいじょうぶ?

こんはきつねのぬいぐるみ。
こんのそばで赤ちゃんだったあきは少しずつ大きくなり、幼児に成長します。
ある日腕がほつれてしまったこんは、あきと一緒に砂丘町のおばあちゃんのお家まで行くことにしました。
2人で出かけたこんとあきですが…

このお話、幼児のあきがぬいぐるみのこんを連れていってあげる話と思いきや、こんの方があきを連れていってあげるお話です。

旅の途中でこんは何度も「だいじょうぶ」とあきを慰め、励まします。
赤ちゃんの頃からあきを見守っていたこんにとってあきは可愛く守るべき存在なのでしょう。

けれど、最後にはこんの「だいじょうぶ」の声は小さくなり…
2人は無事おばあちゃんの家に辿り着けるでしょうか。

ぬいぐるみと幼児の旅。
それはもうハラハラすること尽くしです。

案の定、ひめはこんとあきが離ればなれになってしまいそうな場面で「なんか涙が出てきた」と言い、そこから何度も涙目になりました。

そんなひめの横で、にーさんは「だいじょうぶって全然大丈夫じゃないじゃん」となんだか楽しそうにしていました。

「子供向けの絵本で死んだりしないだろ」と言う冷静なにーさん。
ひめをなぐさめてくれているのかも?
ひめの様子をチラチラ見ているにーさんに少し兄弟愛を感じました。

私は守ってあげているこんと、こんを頼っていたあきの関係性が少しずつ変わっていくのが、子供の成長と重なって、読後にじわじわきました。
こんの包み込むような優しさとあきの成長が温かい気持ちにさせます。

子供にとっては冒険物として、親にとっては子供の成長譚として、親子で楽しめる1冊です。

こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)

こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)