植物の命を感じよう「カボチャありがとう」
こんにちは。
幼稚園の発表会で浦島太郎の劇をするひめが、「今日ひなあられの練習もやったよ」と言うので、「??ひなあられ??きびだんごの間違いじゃ?…いや桃太郎じゃなかったな」などと思いを巡らせたくるみです。
ひなあられでなくてフィナーレと言うんだとちゃんと教えておきました。
皆さん食欲の秋、満喫してますか?
私は足が痛くてなかなか動かずあまり消費していないのに、摂取ばかりしていてヤバイ状態です。
寒くなるとどうしてこんなに食べ物が美味しいのでしょう。
今日は今の時期美味しいカボチャのお話です。
絵がシュール!
カボチャが歩いていると、生き物たちが食べさせて欲しいと寄ってきます。
カボチャに群がってきたたくさんの生き物たち。
快く食べさせてあげるカボチャ。
みんなが食べた後は…。
この絵本、とにかく絵がド迫力です。
2本足の生えたカボチャが何ともシュール。
虫や爬虫類の多さといい、絵の躍動感や野性味溢れる感じといい、とにかく迫力あります。
「カボチャ、脳みそまで食い尽くされた」
となんだかグロテスクな表現をするにいさん。
確かにそれまで足を生やし、しゃべっていたカボチャが、あっという間に食べられるところは衝撃的であり、グロテスクです。
けれど、その生々しさが命を連想させるため、食べるということが命をいただくことだと改めて感じることができます。
肉や魚ですら命を感じることの難しい現代で、植物の命を感じられます。
そして更にそこから新しい命に繋がっていく自然のサイクルに畏敬の念を抱きます。
絵も物語も、ひめはあまり好きではないかなぁ、と思っていたのですが、「カボチャ、食べられるのにみんなを乗せてあげたんだね。面白い」となぜか気に入ってました。
カボチャ、野菜、食べ物、いつもありがとう。感謝していただかなくては。
- 作者: 木葉井悦子
- 出版社/メーカー: 架空社
- 発売日: 1994/08
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る