クリスマスに読みたい絵本 美しい兄妹愛「こうさぎのクリスマス」
こんにちは。
毎日普段しない場所を少しずつ掃除しているのですが、とても年内に終わりそうにないのであっさり諦めているくるみです。
ここのところ、またにーさんはひめに対する不満がたまっているらしく、口を開くたびに文句を言っています。
それに対して「あーやだ、無視しよ」などと、だんだんとひめも口応えをするようになってきて、更なる亀裂を生んでいます。
兄弟は、ケンカから学んで成長していく、と思いつつ、親としてはもう少し仲良くして欲しいと願ってしまいます。
お互いに思いやりの心を持つことができれば。
今日はそんな兄妹愛を感じるクリスマスの絵本です。
大切なのはお互いを思いやること
両親が行方不明になってしまったこうさぎの兄妹がいました。
クリスマスツリーも飾れなかったため、お兄ちゃんはサンタクロースは来てくれないと妹に話します。
その夜兄妹はそれぞれ、相手にプレゼントがないと可哀想と思い、あることを思いつきます。
2人がとった行動とは…
両親がいない心細さとサンタクロースは来ないという絶望から始まる前半。
儚げな絵のタッチも相まって、なんだか不穏な空気。
けれど、そんな場面に光を与える2人の密かな計画。
ひめは2人の計画が途中でわかり、ニヤっとしてうなずいていました。
ストーリーの展開がよめるなんて成長したなぁ。
お互いのことを思いやることの大切さ、なんて教訓じみてると嫌悪感をあらわにするかと思いきや、2人ともなんだか優しい表情になっていました。(すぐ元に戻りましたが…)
ちびもウサギを指差して楽しそうにしていました。
かわいいこうさぎに心温まる1冊です。
- 作者: 松野正子,荻太郎
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1976/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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