3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

さあ空想の森の中へ「もりのなか」

こんにちは。

ショートトラックスケートのリレーのごちゃごちゃ感にどうしても笑ってしまうくるみです。

 

 前回のブログで、にーさんの好きな科学絵本を紹介したのですが、ひめが好きなのはファンタジー、空想の世界の絵本です。

矛盾があっても現実と違っても、楽しければそれでオッケーなひめ。

 

 本当に好みが違う兄妹です。

 

今日はそんなひめの好きな空想絵本から1冊。

 

 空想の森へ一緒に分け入ろう

 

ぼくがラッパを吹きながら森の中を散歩していると、つられて次々と動物たちがついてきます。みんなで楽しく遊んでいるとお父さんが迎えに来て…

 

ライオンが2本足で立って髪をとかしている。2頭のゾウはセーターだけ着てるのと、靴だけ履いてるのという奇妙なファッションでやっぱり2足歩行。オーストラリアにしかいないはずのカンガルーが出現。おもちゃ屋から抜け出したようなサルに無口なコウノトリ

 ツッコミどころ満載の動物たちが出てきます。

 

中でも、コウノトリのいる池の前でみんなが立ってこっちを見ている絵がユニークで印象的でした。なんだか魔の抜けた絵面なのですが、落ち着いた雰囲気があります。

なぜだろうと思っていたら、そう、この絵本、表紙のオレンジ以外、白黒なのです。

そのせいで、誰かの夢の中に入ったような、現実離れした不思議な世界観があるのかもしれません。

 

お父さんが迎えにきて、少年のお散歩は終わってしまうのですが、お父さんの温かい言葉によって、また動物たちと会える気がする余韻も素敵です。

 

実際に「またもりへ」という続編があるようなので、それも読んでみたくなりました。

 

 子供の空想を大事にしたくなる絵本です。

もりのなか (世界傑作絵本シリーズ)

もりのなか (世界傑作絵本シリーズ)