3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

ずっとまえからおもってたんだ「くまのコールテンくん」

こんにちは。

7年前の今日、昼寝中のにーさんを抱き上げて心細い気持ちだったことを思い出していたくるみです。

 

あの時の心細さ、無力感、罪悪感、祈る気持ち、エネルギーを大切にしようという誓い、感謝の気持ち…。いろんな想いがある中で、忘れてしまったり、忘れられなかったり、様々ですが、私の中で1番変わったことは、当たり前だと思っていることは全然当たり前じゃないということを頭ではなく心と体全部で理解できたような気がすることです。

 

今日と同じような明日が来ると思っている過ごしていること。

電気や水を何の気なしに使っていること。

家族と一緒に住める温かい家があること。

 

当たり前だと思っていることが全く当たり前なんかじゃない。

それを知ったことで、大げさに言えば、人格というのか、考え方というのか、自分の中の軸となる大きな部分が変わったように思います。

 

 そんなことを思った今日。

世界の美しさを感じる絵本を。

 

ずっと前から思ってたんだ

デパートのおもちゃ売場で売られていたくまのぬいぐるみ、コールテンくん。ある日、デパートに来た女の子と母親の会話で自分のズボンのボタンがとれていることに気付き、夜中にボタンを探しに出かけることにしましたが…

 

 とにかく、素直で可愛いコールテンくんが魅力的です。表情、佇まいの愛らしさといったらないです。

そして、女の子の愛情や優しさにも温かい気持ちになります。

 

コールテンくんが繰り返す台詞は前向きで世界に対する好奇心と喜びに満ちています。

ぼく、ずっとまえから 〇〇したいなあって おもってたんだ

大人になるにつれて忘れてしまった、初めてのことに感動する気持ちを思い出せます。

 

ひめは夜の場面ではずっと、「ドキドキする。こわい!」とビクビクしていました。 

子供にとってはハラハラドキドキのお話なのかもしれません。

   

何でもない当たり前の日常も輝いて見える1冊。

 

くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)

くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)