おもちゃを大事にしつつも自由な発想も育てたい「ボリボン」
こんにちは。
ニュースを見て心が痛みます。これ以上の被害が出ないこと、不安な気持ちで過ごしている方の不安が一刻も早くなくなることを祈ると共に、当たり前は当たり前じゃないと自分に言い聞かせたいと思うくるみです。
我が家で今困っていることの1つに、クレヨン問題があります。
ちびが至るところにクレヨンで落書きしてしまうのです。
家具、玩具、にーさんの宿題、ぬいぐるみ…
そのたびに「ここに描いて」と紙を渡し、「うん!わかった!」といい返事をするのですが、全く効き目はなく、しばらくするとそそくさとクレヨンを持ち出し…
落書きするだけでなく、クレヨンの紙も剥がすので折れてしまったり…
とにかくクレヨンが大好きで、紙に描くのも好きなので没収することもできず、かといってずっと見守っていられる余裕もないので、半ば諦めています。
思えば、上の2人はクレヨンを始め、おもちゃを大切に使う子でした。
というより、にーさんはこだわりが強く、クレヨンの使い方も独特でした。
端から1つずつ使っては箱に戻し、順番に1回ずつ使って端までくると、お絵かきはおしまい。
なんて不自由な使い方だったのでしょう。
そんなにーさんの血が繋がっていながら、こんなに自由な子供が産まれるとは思ってもみなかった…
兄弟でこうも違うのか!
と、驚かされる日々です。
さて、今日はおもちゃの使い方について少し考えさせられる絵本です。
大事に使うって何だろう
なんでも壊してしまういたずらっこの男の子ガビ。 お母さんにもらったくまのぬいぐるみ、ボリボン。ガビがお医者さんごっこでおなかを切ってしまったところ、ボリボンはいなくなってしまい…
初めに読んだ時、ガビはとても悪い子なんだと思いました。(トイストーリーの隣の男の子と重なるイメージでした)
けれど、何回か読んでいると、ボリボンがいなくなった後のガビのがっかりした様子、見つからず泣いてしまう姿にガビのボリボンへの深い愛が伝わってきて、なんて可愛いんだろうと思い始めました。
お腹を切ったのだって、お医者さんごっこ中の手術のつもりだったわけで、悪気は全くありません。
ただまあ手術中にやめてしまうお医者さんは困ってしまうわけです。
小さい子供のいたずら、悪事はだいたいこんな悪気がない可愛い理由なのかもしれません。
どこまで入るか知りたくて玩具を鼻の穴に入れるとか、ぬいぐるみの手を洗ってあげようとして本当に洗ってビチョビチョにするとか…
おもちゃを大切に使うことは大事だけれど、好奇心を尊重してある程度は自由な遊びもさせてあげたい。どこまで許容するか、どこまで何も言わずに見守ってあげたらいいのか、難しいところです。
ひめはボリボンが無数に描かれている裏表紙になぜだか興味津々でした。
裏表紙の使い方も絵本によってそれぞれ違うので面白いですね。