3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

ユーモアが世界を救う「バムとケロのにちようび」

こんにちは。

Eテレの「みいつけた!」を見ていたら、篠原ともえさんが派手な衣装で歌っていて、一気に「HEY!HEY!HEY!」でダウンタウンに人形を投げられていた映像が蘇ってきたくるみです。

わかる方いたら嬉しいな。

 

昨日は台風一過の日曜日、ご近所さんと花火をしました。

 

ちびは初めて手持ち花火に挑戦しました。

うちでは無鉄砲キャラのちびですが、外に出るとおとなしくなるせいか、後ろから一緒に持つ私の手も嫌がらず、空いている左手で火を触ることもなく、予想外に危なげなく花火を楽しむことができました。

 

煙や音を全く怖がらなかったのがとてもちびらしかったです。

 

よっぽど楽しかったのか、一夜明けた今日も「たのしかったねぇ」と何度も言っていました。

 

そんなイベントがある日曜日はとても楽しいけれど、インドア派の私としては家でのんびり過ごす日曜日もいいものです。

 

今日の絵本は家で過ごす雨の日曜日のお話。ドーナツが食べたくなっちゃう絵本です。

 

にーさんの成長がしみじみ嬉しい

雨の日曜日。外遊びもできないそんな日には,散らかった部屋を片付けて,お菓子を用意して,それから本を読もうと屋根裏部屋へ…。しっかり者のバムとやりたい放題のケロのキャラクターが魅力的なバムケロシリーズの第1作です。

 

このシリーズ、落ち着いたバムと自由なケロが可愛くて、にーさんには全作品読んだことがあったのですが、本人は覚えていないようでした。

 

当時、にーさんはケロちゃんの可愛さには見向きもせず、バムくんに肩入れしていました。

神経質で真面目なにーさんは、自由なことを許せる余裕がなかったのです。

 

ところが、今回読んでみると、にーさんはひめと一緒に、泥だらけのケロちゃんに大笑い。

にーさんが自由なケロちゃんを温かい目で見ているのです。

 

成長して、視野が広くなったこともあるとは思いますが、もう1つ、ケロちゃんを愛せるようになった理由があります。

 

それは、ケロちゃんによく似たちびの存在。

 

にーさんの夏休みの宿題に平気でクレヨンで思い切り落書きをしたちび。

真面目にピアノの練習をするひめの横で、低音でガンガン弾くちび。

 

毎日触れ合うことで、諦めや苛立ちを通り越し、その自由さを笑えるほどになったのだと思います。

 

まだまだ癇癪のようにイライラすることの多いにーさんですが、さすがに8歳も年下のちびには本気で怒れません。

そうこうするうちに、だんだんと怒りを笑いに変えられるようにもなってきました。

 

やはり、怒りより笑い、しかめっ面より笑顔。

私は、人は困った時ユーモアに救われるのだと思っています。

なので、にーさんにも笑い飛ばせる余裕を身に着けて欲しいと思っていました。

 

一人っ子が羨ましいと言われ、ちょっとへこんだりもしたけれど、兄妹がいていいこともあったなぁと嬉しくなりました。

 

絵本に戻りますが、バムがポンポン揚げるドーナツを見ていると、ドーナツ食べたくなること間違えなしです。

 

こんな山盛りのドーナツ、憧れちゃいます。

(実際は胸焼けしそうだけど。)

 

このシリーズは、部屋の中の小物や細かいところにまで工夫があり、見れば見るほど楽しい発見がある作品です。

 

また全作品読み直したいです。

バムとケロのにちようび

バムとケロのにちようび