3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

なのなのってなんなの??「なのなの」

こんにちは。

寒くなったのに長袖を嫌がるちびに苦笑いするくるみです。

 

ちびは意外と着るものにうるさいのです。

濃い色(紺や黒など)はカッコいいからイヤ。

ボタンが前に付いているのもなぜかイヤ(カーディガンやポロシャツなど)。

ひめが着ているのが自分のより可愛いと思うと、「あれ着る!」と指差し、着ている服をいそいそと脱ぎ始めます。

 

ちびの可愛い基準がいまだにわからず、私が可愛いと思っても気に入らないこともあり、わりとこだわり屋さんです。

 

おしゃれさんといえば聞こえがいいですが、基本、気に入った2、3着を繰り返し着回すことになるので、面倒なために洗い終わった服をすぐまた着て、2、3着を着回している服に無頓着なにーさんと結果的に同じになっています…苦笑。

 

服に始まり、何でも自分の主張をするようになったちびさん、世間で言うイヤイヤ期ってやつです。

 

3人目にして初めて2歳のイヤイヤ期を体験している私です。

上の2人はというと…

にーさんは生まれてからずっとイヤイヤ期、ひめはイヤイヤすることなく6歳になりました。

 

そんなイヤイヤ期ですが、3人目の余裕なのか、子どもには子どもの主張があるんだと思って冷静に対処できることも多いです(イライラすることももちろんありますが)。

 

子どもの視点に立つと子どもの主張も理解でき、共感して乗り切れることもあります。

けれど、子どもの視点はなかなか理解しがたいです。

まあ自分の子どもとはいえ、他者ですし、仕方ないのですが、それにしても、子どもの視点は不思議がいっぱいです。

 

今日はそんな子どもの世界観がよく出ている不思議ワールドを感じられる絵本です。

 

ひよこだと思ったら…

まーくんは「ぽん」がお気に入り。何をみても「ぽん」といいます。犬にも「ぽん」猫にも「ぽん」。でも大好きな怪獣に出会ったとたん「なのなのだ!」と叫びます。まーくんの独特の感性が不思議ながらも、なぜかほんわかしてしまう絵本です。

 

「なのなの」という可愛らしい言葉とひよこの面白い表情で手にとった絵本でしたが、あれ、よく見ると全然ひよこじゃないじゃん!

トサカあるからニワトリじゃん、と思ったらしっぽあるし!なんだこれ!?

 

つまりは変なパンツにサスペンダーの、黄色い見たことのない生き物なのです。

 

さらに主人公はこの生き物ではなく、まーくん。

 

そして、まーくんの放つ「ぽん」。

急に登場する「なのなの」。

「なのなの」ってこの生き物の名前なのか…

 

自由過ぎます。

もう一体何が何やら。

 

子供たちもちょっと置いていかれ気味の絵本でしたが、自由なまーくんがやはり自由なちびと重なって「〇〇ちゃん(ちび)みたいだね」という感想になりました。

自由なまーくんにほんわかします。

 

ちょっとよくわからない不思議ワールドでしたが、印象にとても残る絵本です。

なんだろ、この読後感。独特です。

 

ぜひ読んでみて下さい。

なのなの (とことこえほん)

なのなの (とことこえほん)