想像力さえあれば何にでもなれる「タンタンのハンカチ」
こんにちは。
パン好きのひめのために、運動会のお弁当をサンドイッチにしてあげようと思ったのですが、考えてみたら、人生で一度もサンドイッチを作ったことがありません。挟めばいいように見えるけど、やってみたらきれいに切れないんじゃないか?うまく切るには何かコツがいるのかな…
無事にできあがるか不安なくるみです。
リハーサルしろってことですかね。
さて。
ひめが年中さんの頃。
「○○先生って、すごいんだよ!魔法使えるんだよ!」と、興奮して帰ってきたことがありました。
先生は隠し持っていた文房具を突然魔法で出したふりをして子供を喜ばせてくれたみたいなのですが、何でも素直に受け止めるひめは、本当に信じているようでした。
懐疑主義のにーさんは年中の頃から(いや、生まれた時からなんじゃないか?)大人の「魔法のふり」に気付くような子だったので、ひめのそんな様子がとても新鮮に感じられ、心に残っています。
年長の今、ひめがどれほど信じているかはわかりませんが、魔法の出てくるお話は今でも大好きです。
シンデレラ、眠れる森の美女…プリキュアの変身なんかも魔法のようなものですね。
今日はそんな魔法のように大きくなったり小さくなったりするハンカチのお話です。
タンタンの想像力に脱帽
おまじないで大きくなる赤いハンカチ。ネクタイから大きなマントまで。大きなマントはどんどんどんどん大きくなり…タンタンの考え出す楽しい遊びに子供たちは夢中になること間違いなしです。
ハンカチ カーチ カチ
というおまじないで大きくなっていくハンカチ。
おサルのタンタンはそのハンカチをネクタイにしたり、ターバンにしたり。
最後には予想以上に大きくなり、びっくりさせられるのですが、まあ大人にとっては所詮ハンカチです。
ただただ、布が大きくなっていくだけです。
このハンカチ、大人が持っていても全然魅力を感じられないんだろうな、と思います。
けれど、想像豊かなごっこ遊びの力で何にでも変身できちゃうタンタン。
ハンカチの凄さより、タンタンの遊び心の豊かさに感嘆させられます。
子供の発想力を見せつけられました。
ひめはウサギくんを守ってあげるところが大好き。
ちょろちょろして絵本を聞いてなさそうなちびも、読んだ翌日に「おサルさんとおなじ、ジャンプするね。ジャーンプ!」とジャンプしていたので、意外と頭に残っているのかも。
「そんなハンカチあるわけないじゃん」と思っていそうなにーさんはいったいどんな気持ちで聞いていたのでしょう。
(感想はなかなか聞けないのです…)
それにしても裏表紙のタンタンは一体何のつもりなんでしょう(笑)ダルマかな?
素朴で気持ちが明るくなる絵本です。ぜひ読んでみて下さい。