3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

へんてこな夢の中のようなお話「へびのせんせいとさるのかんごふさん」

こんにちは。

年々肌が乾燥する時期が早くなり、もう唇がカッサカサのくるみです。

このペースでいくと5年後には一年中カサカサに違いないです…

 

先日寝覚めの悪い夢を見ました。

 

私は駅のホームで友人と話しています。

停車中の電車の外壁にはなぜか棚が付いていて、友人が抱いていた自分の赤ちゃんをそこに乗っけてあやしていたら、急に電車が走り出して赤ちゃんだけそのまま乗せていってしまうのです。

私はそれはそれは焦って猛ダッシュで追いかける(なぜか友達はあまり焦っていない)のですが、電車に追いつくはずもなく。

それでも止まらず追いかけて走っている途中で、きっと落ちて死んじゃう…と絶望的な気持ちになる。

 

という夢でした。

 

他人の子(といってもその友人には子供がいないので、現実にはいない子ですが)は初めてでしたが、子供が危ないという夢はよく見ます。

 

親になるということはつまり、他者の命を預かるということ。日々見えないプレッシャーが蓄積されているのかもしれません。

 

そんな潜在意識の現れなのでしょうか?

それにしてもなぜ友人の子?

 

夢って不思議です。

とんでもない方に話が転がっていくところは絵本にも似たところがあるなぁ、と思ったりします。

 

今日はどこからどこまで現実なのか夢なのか、へんてこりんな楽しい夢の中のようなお話です。

 

次から次と起こるハプニング

病院で体を張って働く働き者のへびの看護婦さんでしたが、ある日お医者さんをしてみたいと言うので、さるの先生は1日役割を交代してあげることに。ところが、さるがへびの真似をして看護婦さんをしようというからもう大変。ハプニングの連続に終わりまで目が離せなくなります。

 

何から何までへんてこりんな物語です。

へびの看護婦さんの処置の仕方から、ツッコみどころ満載なのですが、さるが同じことをしようとしてできるはずもなく、途中から大変なことになります。

さるのお医者さんの身の危険を案じつつも、そんな中、飄々と診察を続けるへびさんに脅威を感じます。病院の看板まで書き換えてるし!

 

終わりの展開はなんとなく先が予測できちゃうのだけど、最後のページでにーさんは

驚き、「さるが1番軽傷ですんだの?」と。

いや、間違いなく窒息死してると思う。

 

ひめはケラケラと笑い、面白かったぁ、と。

 

途中のシュールな状況は荒井良二さんの絵でなければホラー的にもなる気がします。良かった、可愛い絵で。

 

ただただ楽しい絵本でした。

教訓を無理やり求めるなら、自分の役割を全うしろ、ってことかな。

 

「さるのせんせいとへびのかんごふさん」も是非。

へびのせんせいとさるのかんごふさん

へびのせんせいとさるのかんごふさん