お出かけ前の子育てあるある「おでかけのまえに」
こんにちは。
週末箱根に行ってきました。ロープウェーに乗るのに、未だにエスカレーターを怖がるひめを心配していたら、ひめ以外の2人が固まっていました。我が子のこと、わかっているようでわかっていないものだなぁと思ったくるみです。
お出かけの前、子供たちは朝から興奮しています。
マイペースの夫と、どうしてもそれなりに家事を済ませて出かけたい私はなかなか出かけられません。
心はやる子供たちに、「まだ行かないの?」と何度急かされることでしょうか。
にーさん「予定まであと〇分だよ!」
ひめ「あとどれくらい?」
ちび「はちじごふんだよ〜」
(8時5分は毎朝ひめの見送りに家を出る時間。ちびにとって時間といえばいつでも8時5分なのです。)
そんな子供たちの言葉に焦りつつ、バタバタとお出かけの楽しい感じは始まっています。
今日の絵本はそんなお出かけ前の1コマを描いた絵本。その名も「おでかけのまえに」です。
お出かけ前の子育てあるある
今日はピクニック。あやこは忙しそうに準備するお父さんお母さんの役に立ちたくて、いろいろなお手伝いを思いつきます。お弁当を詰めたり、バッグを締めたり。まだ上手くできないあやこは失敗ばかり…育児あるあるな場面に思わず微笑んでしまう絵本です。
わかる!と子育て中ならきっと共感できます。
特にお世話好きの女子かな。
いろいろ手伝いたい!という健気な気持ちが、親にとっての悲劇を生みます(笑)
手伝ってくれて減るどころか、仕事は倍以上に。
「もうテレビでも見てて!」とテレビに子守を頼んでしまいそうな場面ですが、お母さんたちの寛容さ、大らかさに心が温まります。
あやこも「おてつだいはもうけっこう」とは言われてしまうのですが。
その後もせっかく着替えた服を汚してしまったあやこにお母さんは怒らず、ぱっぱと着替えさせてくれます。
この絵本では、おでかけが楽しみなワクワクと家族の役に立ちたい気持ち、次々と湧いてくる好奇心が、より子供の心と近いところから見える気がします。
決して邪魔しようとしてるわけじゃなく、ふざけているわけでもなく、ただ、楽しみな気持ちと持て余す時間を使ってできることをしているだけ、という子供の視点。
親になると忘れてしまう気持ちが自然にすっと入ってきて、子供の姿が愛らしいです。親の都合で楽しい朝に水をさしてしまわないようにしよう、と誓いました。(すぐ忘れちゃいそうだけど)
もう一度読み返すと、明日を楽しみにリュックを用意して寝ているあたりからもう愛おしいです。
ひめは、裏表紙のピクニックに行って遊ぶ風景を見て、お父さんのバッグに入っていたボールが膨らんでいたり、あやこのリュックが木にぶら下がっていたり、そんな細かいことを楽しんでいました。
林さんが描く少女はいつも可愛らしいな。
皆さんもぜひ。