3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

予想通りのことが起きる心地よさ「ぞうくんのさんぽ」

こんにちは。

階段で滑って強打したお尻が痛過ぎて仰向けで寝られないくるみです。

ここのところ体調がいまいちで、お腹も痛かったのですが、お尻の痛みのおかげで腹痛は忘れました。しかしまあ骨が折れなくて良かった。

 

ここ数日で朝晩すっかり冷えてきて、冬の始まりを感じますが、昼間はまだまだお散歩にちょうどいい季節です。

 

どんぐりや葉っぱを拾うのが大好きな子どもたちは、小さな手いっぱいに拾った物を握りしめて、枯れ葉の上にわざわざ行って足踏みしてカサカサ鳴る音を楽しんでいます。これぞ秋!

 

そんな散歩が楽しい季節に、今日はお散歩の絵本です。

ぞうくんのお散歩は楽しそう…いや、ちょっと大変そうだなぁ…

 

予想通りのことが起きる心地よさ

今日はいい天気。ご機嫌なぞうくんは、散歩に出かけます。かばくん、わにくん、かめくんに会い、乗せてほしいというのでみんな乗せちゃうぞうくんですが、そんなに乗せて大丈夫?赤ちゃんにもおすすめの絵本です。

 

穏やかなお散歩の風景なのに、縦に並ぶ積み木のようにカラフルな動物たちが奇妙です。

ブレーメンの音楽隊のように、少しずつ小型動物になっていくならともかく、かばにわにって、ぞうくん重いよね…

3頭に比べて極端に小さいかめくんのチョイスがなんとも素敵です。

 

全体的にのんびりとした空気で、ぞうくんのおおらかさが微笑ましいのですが、バランスを保つことは難しく、かめくんが乗って、崩れるジェンガのような動物たち。

 

にーさんもひめも何度か読んだことがあるから知っているはずなのに、崩れるのを心待ちしていました。

ああ、やっぱりね、という感じが楽しいのでしょうか。 

 

私は豪快に転ぶ動物たちの表情がとても好きです。

 

ひめは絵に点がたくさん描かれていることにも興味津々でした。私は絵心がないので何もわからないのだけれど、いろいろな絵の描き方があるんだなぁと思い、絵が好きなひめには絵本でどんどん体感して欲しいと思いました。

 

永く愛されている絵本です。

ぞうくんのさんぽ

ぞうくんのさんぽ