3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(小5)ひめ(小1)ちび(2歳))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。週3回を目標に更新していきます。

贈り物をする時に大切なこと「ふゆじたくのおみせ」

こんにちは。

寒くなると冬眠したくなるくるみです。

 

さて。クリスマスシーズン。

プレゼントを考えている方も多いと思います。

我が家はやっと、子供たちへのプレゼント(子供3人✕Mr.S+母+伯母)を選び、注文し、今日全部揃ってほっとしています。

豊かな生活や便利な流通、いつも子供たちを想ってくれる家族に感謝しつつも、ぐったりとしてしまい、恨みすら感じるこの時期。

 

ですが、忘れてはいけないこと、贈り物は何のためにするのかということ。

 

それは、自分が贈りたいから。

 

とてもシンプルです。

 

相手を喜ばせるためのプレゼント。

相手を想い、笑顔を願う気持ち。

 

今日はそれがストレートに伝わってくる温かい絵本です。

 

贈り物をする時に大切なこと

森に冬じたくのお店が開店し、葉っぱのお手紙を読んで森の動物たちが集まってきました。仲良しのクマさんとヤマネくんも一緒に行き、それぞれに買いたい品物を見つけます。このお店のお金はどんぐり。みんなどんぐりを探しに走り出しました。どんぐり集めに時間がかかってしまったクマくんとヤマネくんですが、お目当ての品物を買うことができるでしょうか。

 

大きなクマさんと小さなヤマネくん。

2人はとても仲良しで、並んでいる姿が対照的で可愛いです。

 

ふゆじたくのお店で売られているものも可愛くて、表紙の絵の、瓶などが並ぶ店内の様子は、可愛い雑貨屋さんのようでわくわくします。

 

落ち葉でいっぱいの秋の森が舞台のこの絵本は、茶色の占める割合がとても多く、読んでいるとカサコソと落ち葉の音が聴こえてきそうなほどです。

森の中にいる気分になれます。

 

あまりの茶色の世界に、ひめは途中、茶色くて小さいヤマネくんを見失い、「ヤマネくんどこ??」と探していました。(さすが保護色!)

 

クマさんとヤマネくんはお互いにプレゼントを買おうと考えるのですが、値段が全然違うのです。ヤマネくんだけ、どんぐりを500個も集めなければなりません。

 

にーさんが気にしそうだな、と思ったら、やはり、

「ヤマネのだけめっちゃ高いじゃん」と。

 

そうなんですよね。

5000円のプレゼントと500円のプレゼントを交換するようなものなのです。

ヤマネくん損してる、なんて思う気持ちが生まれてくるのも無理はありません。

 

そして読み進めるうちにクマさんはどうやらどんぐり集めが下手らしい、というのが分かり、つまりは、

お金持ちの5000円=貧しい人の500円

という感じで、身を切る痛みは同じ程度なので、納得!と思います。

 

……いやいや違うって!

 

大切なのは、金額でも、それを得るのに払った労力の大きさでもない!!

 

資本主義の犬になっている私。大切なことを見失うところだったよ。

 

お金はともかく、相手のためにした努力や犠牲は、ついつい相手を想う気持ちと等しく感じてしまうものです。

でも、大切なのは、相手が喜ぶことを願ったり、相手にあげたいという自分の気持ちです。シンプルにそれだけ。

 

思いついたプレゼントが高ければ、努力しなければならないし、安くても相手を想って選んだのならそれでいいのです。

 

2人は、店で品物を選んでいる時にお互いの姿を想像しています。その想いが何よりも大切。

2人の友情の深さは途中の場面でもよくわかります。クマさんの後ろ姿を見ているヤマネくんにじんわりします。

 

そして、そんな2人を見守る森のみんなもとても温かく、ほんわかと心温まるお話です。

 

この後、みんなは冬眠するのかな。

私も冬眠したいなぁ。

ふゆじたくのおみせ (日本傑作絵本シリーズ)

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