動物と暮らしている方を尊敬しています「ジローとぼく」
こんにちは。
前回「だいすき」を伝えるとか偉そうなことを書いていながら、汚い部屋にイライラして子供に当たってしまったくるみです。
その後も笑顔で接してくれる子供を見ると情けなくて泣きたくなります。
思えば、このブログでは前回に限らず、こうありたいという理想を書くことが多い気がします。
絵本からいろいろなことを感じたり考えたりするので、頭でっかちになりがちです。
現実には全然できていない私がいて…
「言うは易し行うは難し。」
「人となりを見るには言動より行動を見よ。」
全くその通りです。
けれど、
「言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。」
とあるように、理想を思い描き、言葉にすることで、行動の指針になり、少しずつよい方向に進んでいける気もします。
短気で、自意識過剰で、理屈っぽく、利己的な私ですが、子育てを通して、成長する努力を忘れずにいたいです。(あ、また理想ですね…)
私は、もともと妹で、学生時代の部活でも先輩から可愛がってもらい、会社でも上司や先輩といることが多く、夫も年上。
世話をすることに慣れないまま大人になりました。
なので、子育てで学ぶことはとても多いです。
(そもそもがゼロに近いスタートなので)
そんな私なので、小さい頃から今の今でも密かに尊敬していることがあります。
それは、ペットを飼うこと、です。
ペットを飼っている人はお世話する誠実さや命あるものを慈しむ精神があるような気がして、無条件に尊敬してしまいます。
さらには、大らかで、気分転換方法を知っている、ストレスを溜めない、人間力のある人も多いような気が…
この絵本の少年も、まだ少年ですが、飼い犬に対する愛が深く、私からすると尊敬の対象です。
今日はある少年と犬のお話です。
犬の名は…
犬のジローとぼくはいつも一緒に寝ていました。ジローはどんどん大きくなったので、お父さんが作ってくれた外の犬小屋で寝ることに。離れ離れの夜、寂しそうなジローが気になって犬小屋に向かったぼくですが…。ジローとぼくの友情を感じる絵本です。
離れて寝るのが寂しくて吠えているジローを気遣って見に来たぼくの優しさに2人の友情を、ジローの野性味溢れる動きに生命力を感じます。
全体を通してカメラワークもとてもよく、犬小屋からの目線、縁側からの目線が、いい味を出しています。
ストーリーも面白く、小学生も続きを気にして読めます。
人間同士どころか動物と人間という種別を超えた関係で、お互いの気持ちになって考えるということが体験できます。
珍しく、にーさんも楽しめたようで、読後も楽しそうでした。小4にも魅力的な読み聞かせはなかなか難しいので個人的にはとても嬉しかったです。
それにしても裏表紙でジローめっちゃ大きくなってる!
これ以上余裕ない私には飼うのは無理だけど、子供と動物って可愛いなぁ…
動物と暮らすことに、更なる尊敬を感じた絵本です。