人をもてなす優しい心「とんとんとめてくださいな」
明けましておめでとうございます。
早くも2019年4日目の夜。挨拶が遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いします。
義実家でのんびりさせてもらったくるみです。
義実家は、いつもきれいにしていて、物も少なくとてもスッキリしています。
たくさんのものが溢れている実家で育った私からすると、まるでホテルのような部屋に最初は驚きました。
きれいなお部屋はとても過ごしやすいです。
実家は実家で、部屋はごちゃごちゃしていますが、食事に力を入れていて、いつも美味しい食事を振る舞ってくれるので、家庭によってそれぞれのおもてなしがあるのだなぁと思います。
どちらにしても、もてなす心が大切です。
2019年最初の絵本は、そんなおもてなしの心が冬の寒さに沁みてくる絵本です。
心のこもったおもてなし
森の中。霧で迷った3匹のねずみが1軒の家を見つけます。泊めてもらおうとノックしたものの返事がなく、入れさせてもらうねずみ達。すると、またノックの音が…ドキドキの展開後、ほっこりするかわいい絵本です。
3匹のねずみ、2匹のうさぎ、3匹のたぬき。
とんとんとノックのたび、誰かな、とドキドキします。
そして最後に現れる大きな影の正体は…
ひめはドキドキしながら真剣に聞いていました。「3匹のくま」を知っているひめは、最後は逃げなきゃいけないのかもしれないと思いながら聞いていたので、「寝ちゃってる子がいるけどどうしよう!」とハラハラしていました。
どんどんドアの前に増えていく木のたばやみんなのリュックや水筒など、変化のある室内を眺めるのも楽しく、動物たちが寄り添って寝ている様子も可愛いです。
そして、ホッとした後の美味しそうなシチューにこちらまで身体が温まります。
みんながドキドキしているのに、途中で眠ってしまったねずみさんがとてもいい味を出しています。
こういうのを子供は絶対見逃しません。
「またこの子、違うことしてる!」と見つけて喜んでいました。
最後のページでもマイペースなこの子だけ、違うことをしていて、とても可愛いです。
人をもてなす優しい心を見習いたいと思った1冊です。