3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

なぞなぞ+絵探し=楽しい!「なぞなぞのみせ」

こんにちは。

明日こそ早起きすると言って数日経ち、起きられないまま明日が子供たちの始業式になってしまったくるみです。

 

旦那の実家は長野市で、年に2、3回車で帰省しています。このお正月も行ってきました。

片道4時間ほどで着く距離は、近過ぎず遠過ぎず、義理の実家としては最適だなあと個人的には思っています。

 

けれど、この4時間が子供にとっては長いです。

ほぼゲームをして過ごすにーさんはいいとして、車酔いするひめは何かを見たりはできないし、チャイルドシートが窮屈そうなちびも、飽きて「降りたい」と繰り返し、わりと地獄です。

 

歌を聴いて、お菓子食べて、しりとりして、お菓子食べて、手遊び歌を歌って、お菓子食べて、追い越していく車の色を当て、お菓子を食べて…

そんな車内です。

 

そんな中。ひめになぞなぞ出してと言われたのですが、「パンはパンでも…」しか思いつけず、スマホで調べてなぞなぞ大会となりました。

スマホで何でも調べられちゃう便利な世の中に感謝。

 

中には大人でも答えがわからないものもあって、なぞなぞって面白いですね。

なぞなぞの魅力に気付き、ひめと読んだ絵本が、今日の絵本です。

 

なぞなぞ+絵探し=楽しい!

商店街でお買い物。ページを開くとお店に入ったかのように、店内の絵が細かく描かれています。1つのお店に5問のなぞなぞ。ところ狭しと並んでいるものの中に、なぞなぞの答えがあります。なぞなぞを解くだけでなく、絵探し要素もあり、商店街巡りでお買い物気分を味わえる、一粒で二度美味しい絵本です。

 

どことなく、昭和感漂う懐かしいお店たち。

子供の頃ノートを買いに行った文房具屋さんのような雰囲気のお店に、大人も釘付けになってしまいます。

 

なぞなぞは、正直、なぞなぞらしからぬものも紛れていて少し不満でした。単純に事実を問題にしているクイズのようなものがあり、「なぞなぞっていうよりクイズじゃん」とそばで聞いていたにーさんも何度かツッコんでいました。

 

難易度的にはひめにちょうどいいくらいで、わかるのとわからないのが半々くらいでした。

 

絵探しが好きなひめは、答えの絵を探すのが楽しそうで、こちらは私よりずっと早く上手に見つけます。

 

それにしてもたくさんの物が描かれたとても細かい絵に感心します。そして、この物の溢れた感じが懐かしいのかな、と思いました。

今のお店は、品数の多さよりも、センスよく陳列することや、厳選して販売することに力を入れているのかもしれません。防災上高い棚も少ないし。

そもそも小商店自体が少ないですね。

 

と、そんな、社会事情に思いを馳せたりもしつつ。

 

最後のページの家の中の様子も、ちゃぶ台を囲む家族にほっこりします。

家の中で被っている女の子の帽子はいったいどういうセンス(笑)?

 

隅々まで眺めて楽しめる絵本です。

なぞなぞのみせ (なぞなぞえほん)

なぞなぞのみせ (なぞなぞえほん)