誰かのために一生懸命料理を作る「せかいいちまじめなレストラン」
こんにちは。
最近になってコーヒーの美味しさに気付き、好んで飲んでいるものの、適量がわからず、夜眠れなくなったりするくるみです。
さて。
最近夕食がますますパターン化している我が家です。
好き嫌いの多いひめやちびが食べられる野菜料理…と考えるとあまり浮かばず、新しいものに挑戦して食べなかったら面倒だなぁ、と努力しない結果、似たようなレシピになってしまっています。
たまに外食する時も回転寿司やラーメンか焼肉に偏ってしまっているこの頃。
どれも美味しいのだけれど、もっと何か素敵なものが食べたいなぁ。
今日は、そんな要望に応えてくれるレストランのお話です。
こんなレストランがあったら素敵だな。
誰かのために一生懸命作る料理
イタメーニョさんのレストランは世界一真面目なレストラン。お客さんの注文を受けてから心を込めて作る、新鮮で美味しい料理に誰もが大満足。そんな真面目なレストランのある1日を描いた心温まる絵本です。
まずは、メニューの名前が魅力的なのです。
「はなよめさんのスープ」「とりにくのチリンドロンに」「ヤンソンさんのゆうわく」……
可愛いなぁ。素敵な名前。どんな味なんだろう。
と思ってなんとなくググってみたら(まったく夢がない私!)、まさかの検索がひっかかり、実際に世界に存在する料理名だと知りました!びっくりです。
ヤンソンさんのゆうわく、なんて、私はムーミンがウインクしているような絵しか浮かばなかったのですが、スウェーデン料理らしく、説明を見たら、アンチョビを使った美味しそうな料理でした。
「みわくのフルーツポンチ」「うっとりハニースペシャル」あたりはさすがに実際はないのかな。
魅惑のフルーツポンチ、食べてみたい!
イタメーニョさんの穏やかな丸顔に料理やお客さんに対する真面目さ、誠実さが表れています。
美味しい料理を届けることに真摯に向き合う姿勢にじんわりと心を動かされます。
小川糸さんの「食堂かたつむり」という小説を思い出しました。
「だれかのために、一生懸命料理をする気持ちを描きたい」とあとがきに書いている作者の方の想いが伝わってきます。
イタメーニョさんの作る「うっとりハニースペシャル」食べたら、うっとりしちゃったワーニャさん。
魅惑のフルーツポンチ食べたらやみつきになっちゃうのかなぁ。
食べ物の絵本が大好きなひめは表紙の裏の料理の絵を見て「これ食べたい」「これはやだ」と楽しそうでした。
私もせっかく毎日家族に食べてもらうのだから、このくらいの気持ちを込めて作れたらいいな。
まずは…簡単なところでメニュー名を考えてみるか…
「とりこになる唐揚げ」、とか「ほっこりポテトサラダ」とか、「やさしいお味噌汁」、なんてどうだろう?
あれ、なんだかそれだけで、美味しそうな気がしてきた。
「今日の夕ご飯何?」と聞かれたら、
「奇跡のめぐりあい」なんて言って残り物料理を出すのもいいかも。
って!
本当は上手に作る腕を磨かなきゃいけないですよね。
そして、大事なのは気持ち。
「おいしくなあれ。」ですね。
ファストフードもいいけど、たまにはこんな絵本も是非。