3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

決断力で選ぼう!究極の選択「ねえ、どれがいい?」

こんにちは。

昨日の節分で、方角を調べて恵方巻を食べていたら、「まえをむいてたべなさい!」とちびに怒られたくるみです。

いつもあなたが言われていることですね(笑)

 

さて。

自分にないものばかりに目が行きがちな私ですが、自分にもっとあったらいいと思うものの1つに、決断力、があります。

 

レストランのメニュー選びから始まり、出かける時の服装、予定の日程調整、そして、人生のイベントなどの大事な選択に関しても、まあ優柔不断なのです。

 

選択に悩んでいる間は心落ち着かないし、そうやって迷って決めたことがうまく行かなかった時に未練も感じたり、たくさん悩んだからって最善の決断が出来るわけでもない。

切望する能力、決断力です。

 

決断力をつけるには、普段の小さいことからスパっと決める習慣を付ける努力をすることが有効らしいのですが、この絵本はその練習にも役立つかも?

日常生活では出会わないような質問ばかりなんですけどね。

 

どれもイヤ!!

子供が質問する「ねえ、どれがいい?」は選びたくないようなとんでもない最悪の選択肢ばかり。

次々と繰り出される緊急事態のとんでもない質問を、どれもイヤだと言いながら選ぶのが楽しい絵本です。

 

女の子?男の子?どっちにも見えるようなクルクルの毛の子供が質問してきます。

例えば、ヘビにまかれるのと、サカナにのまれるのと、ワニにたべられるのとサイのしたじきと、どれがいい?という逃げ場のない質問。

いや、どれもイヤだから!と思いつつ、思い思いに答えようと考えます。

 

「どれも死ぬでしょ」などと、冷静に眺めつつ、「死ぬなら即死がいいな」などとちゃんと全ての質問に真面目に答えを出していたにーさん。

「全部やだ。どうしよどうしよ」と悩んでなかなか答えの出せないひめ。

 

高所恐怖症でビビリの私とひめは大体同じ答えで、にーさんは「おばけ屋敷泊まってもいいかなぁ」と1人強気な答えを出していました。

 

ひどい目にあってもポーカーフェイスを保っている子供のキャラクターも魅力的です。

 

デパートの物を何でも買えるのと、好きなレストランで何でも食べられるのとどっちがいいか、など、いい質問版なら考えたことあるけど、こんなとんでもない質問は考えたこと、なかったなぁ…

 

こんな究極の選択、選ぶ日が来ないことを願いつつ。

 

家族みんなで楽しめる絵本です。

ねえ、どれがいい? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

ねえ、どれがいい? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)