3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

昨日より今日、今日より明日!「あしたのぼくは…」

こんにちは。

季節の変わり目に咳が止まらないくるみです。

 

現在2歳8ヶ月のちび。

できることがどんどん増えています。

自分で服を全部脱いだり、踏み台を使って電気を付けたり、折り紙をきれいに折れたり。

 

それでも家族の中で1番小さいちびはできないことがいっぱい。

 

炭酸飲料が飲めない。

字が読めない。

なぞなぞが答えられない。

ハサミを使えない。

1人でお留守番できない。

 

させてもらえないことも多いです。

 

できないことに出会うたび、

「おおきくなったら〇〇ちゃんも(ちびの名前)できる?」

と聞いてくるちび。

「うん、できるよ!」と言うと、「やったぁ!!」と飛び上がって喜びます。

 

成長したいと心から願っているちびを応援したい気持ちとともに、羨ましさも感じます。

 

咳は治らないし、飲めるお酒の量も減り、ヘルニア、肌もカサカサ、疲れ目、身体もかたい…年々体の衰えを感じている私。

いいなぁ。成長できるって。

 

けれど。

考えてみれば、英語、読書、ブログ、気持ちの伝え方、憂鬱な気持ちの対処法、片付け、ペン字、身体の不調との付き合い方…少しは能力が上がっていることもあるかもしれない、私だって。

 

年をとっても昨日より今日、今日より明日、スピードは遅くても成長はしているはず!

 

今日はそんな勇気をもらえる絵本です。

 

進化し続ける自分

ぼくはピーマンもニンジンも食べられない。自転車も上手に乗れないし、サッカーも下手。

でも明日のぼくは今日のぼくとは絶対違う!

明日のぼくは…

 

まだまだできないこといっぱいのぼく。

でもあしたのぼくは…

とページを開くと、できているぼく!

その繰り返しの絵本です。

 

同じパターンなのですが、意外とページ数が多く、できないことがたくさん提示されます。

 

ひめは1人で寝られないことや、鉄棒など、共感することも多く、かじりつくように眺めていました。

 

でも、できないことに共感しても、悲観的になることはありません。

だって次のページにはちゃんとできているぼくがいるから。しかも超人的なくらいに。

そのギャップの面白さと、繰り返しで、子どもの心をがっしり掴んでいました。

 

しかも、予想を裏切る最後の展開が、子どもには面白く、ママにはくすぐったいオチなのです。読後感は最高です。

 

子どもたちにはずっとずっと成長し続ける心を持って生きて欲しいなぁ。

そして、自分自身も、明日の私は今日の私よりも何か1つでも進化していたい、と思いました。

 

でもとりあえず、明日が今日になってしまったので寝なくては(笑)

前向きな勢いをつけたい時にぜひ!

あしたのぼくは… (みやにしたつやのえほん)

あしたのぼくは… (みやにしたつやのえほん)