叱ってばかりいるけれど…「だめよ、デイビッド!」
こんにちは。
40分連続で歩くと骨盤が正しい位置に戻る、と整体師さんから聞いて、歩くために朝活を始めたくるみです。
今週誕生日を迎えたちびは、魔の2歳児から悪魔の3歳児に進化を遂げました。
画用紙をはみ出してテーブルにお絵かきをしていたり、すぐに「なんかたべたい」とキッチンに近寄ってきたり、自分にとって邪魔なものを次々になぎ倒していったり、あっという間に部屋をおもちゃでいっぱいに散らかして全然片付けてくれなかったり、とってもらう立場なのにティッシュなどをとる人を指名して他の人がとると怒ったり…
挙げればキリがないですが、まだまだ手がかかるちびさんです。
少し聞き分けは良くなってきたものの、体も大きくなってできることが増え、いろいろと自分でやりたい気持ちが前のめり気味なので、ますます目が離せません。
気がつくと、「それはだめ!」「やめて!」「あぶない!」「もう少しおねえさんになったらね」そんな言葉ばかり言っている自分がいます。
子供のためと思って言っているのに、改めて振り返ると、申し訳ない気分になります。
禁止事項ではなく、やって欲しいことを言った方がいいとか、危険なことじゃなければ大目にみてあげるとか、わかっちゃいるけどなかなかできません。
今日は、私と同じく子供にダメダメ言ってしまうお母さんたちにも共感できる絵本を紹介します。
叱ってばかりいるけれど…
デイビッドのお母さんはいつも言う。「だめよ、デイビッド」って。だって、デイビッドときたら、泥だらけで部屋に上がったり、壁に落書きしたり、家の中で野球をしたり…やんちゃなデイビッドに子供も大人も楽しめる絵本です。
いかにもやんちゃそうな顔をした幼い男の子。
壁にクレヨンで落書きしてると思ったら、椅子の上で背伸びをし、棚のクッキーの缶に手を伸ばす。
だめだよ!デイビッド!
こちらがハラハラしてしまいます。
ページをめくる度に次々と出会うデイビッドの悪行(笑)とお母さんの叱る声。
「デイビッド、だめだよねぇ」と言うひめに合わせてちびも「だめだねぇ」と2人で声を揃えて楽しそうにしていました。
けれど、鼻をほじっているページでは、ひめはなんだかきまり悪そうな表情。
そうだね、あなたも鼻はほじっているもんね(苦笑)
素直な反応でおもしろかったです。
それに比べてちびは、部屋を散らかしているページでも、「だめだよねぇ」とまるで自覚症状がない様子。
ひめに「〇〇(ちび)ちゃんもじゃん!!」とつっこまれていました。
ネタバレになってしまうのですが…
絵本の最後は、こんなにたくさんのダメなことをしてるデイビッドを、お母さんが「だいすきよ」と抱きしめるシーンで終わります。
唐突に出てくるこのシーン、ひめはよくわからなかったらしく、「なんで?ちゃんとごめんなさいができたのかな?」と不思議がっていました。
えっと、このお母さんの気持ちはね…
痛いほどわかるこの気持ち、なんて説明したらいいのだろう?
いつも叱ってしまうけど、そんなこととは関係なく、あなたのことはとても大事で大好きなんだ、と。
叱るのはあなたが大好きだからで、怒っちゃうのは処理が面倒とか現実的な問題で、あなたが何をしたから好きとか何をしたから嫌いとか、そういうことはないのだ、と。
とりあえず、「デイビッドのママは『だめ』って怒ることも多いけど、デイビッドのことが大好きなんだよ」とだけ伝えておきました。
私の気持ちも同じだと思ってくれたかしら…
それはどうだかわかりませんが、ひめとちびはこの絵本がたいそう気にいって、「もう1回読んで!」と3回読み聞かせして、更に2人で5回くらい読んでいました。
母親としてはぐっとくる絵本でした。
- 作者: デイビッドシャノン,David Shannon,小川仁央
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2001/04/01
- メディア: ハードカバー
- 購入: 2人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (31件) を見る