3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

事件の目撃者になれちゃいます。「バナナじけん」

こんにちは。

夏休みは始まったばかりですが、すでにランチのメニューが尽きてきたくるみです。

 

さて。突然ですが、バナナはお好きですか?

 

甘いものが得意ではない私はまだ青くて硬いバナナが好きなのですが、周りに話してもあまり共感が得られません。

 

一方、熟したバナナは甘く、離乳食にも使え、好きな子供も多いですよね。

ちびもバナナが大好きで、今もほぼ毎日食べています。

 

寝起きの機嫌が恐ろしく悪いちびの、朝の一言目は、「おはよう」でなく「バナナ(食べたい)!」のこともしばしば。

 

そんなちびのために、切らさないようにせっせとバナナを買ってくるのが私の役目です。

 

が、たまに、切らしてしまい、

「バナナ!」

「…ごめん、今日はないんだ」

「なんで!?たべたい〜(泣)かってきて〜(朝6時)」

としばらく叫ばれ、寝起きのグズグズを止められないことも。

そんなこんなが我が家のバナナ事件ですが、この絵本のバナナ事件はどんな事件なのでしょう?

 

あなたも事件の目撃者に

あ、バナナが ひとつ おちましたよ。荷台にバナナをたくさん乗せた車からバナナが落ちました。そこへひょろひょろあるいてきたサル。どうすると思う?あとからウサギがやってきて…。愉快な展開に目が離せない絵本です。

 

腕にかごバッグを提げたサルがやって来る、そのひょうきんな感じに、もうそれだけで何か面白いことが起きそうな予感がします。

 

どうすると おもう?

という問いかけに子供たちは素直に反応します。

「食べる!」「ひろう!」「バッグに入れる!」

 

そして、次はうさぎ。

女子人気高いウサギの可愛いイメージを覆すような、全然可愛くない水色胴長のうさぎが走ってきます。

 

どうなると おもう?

と、ここでも問いかけ。

 

そして、さらにワニがのそのそのそのそときて…

 

落ちたバナナは

じつは ひとつじゃないのよ。

と展開していき、予想通りの展開に、ひめは大爆笑。つられてちびも大爆笑。

絵本は、予想通りのことが起きても面白いし、想定外のことが起きても面白いものです。

 

運転手さんの表情もコミカルで、何度読んでもその表情に見入ってしまいました。

 

これを読めばバナナ事件の目撃者になれちゃいます。

 

 

バナナ好きの方もバナナ嫌いの方も是非。

バナナじけん

バナナじけん