3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

子供に食べさせたいのなら「ごはんのじかん」

こんにちは。

やっと秋めいてきて、寒いのは寒いので苦手なんだった、と毎年のように思うくるみです。

 

子育て中の方々、子供のお世話で1番憂鬱に感じる時間はいつですか?

 

喧嘩の絶えない日中の時間?

宿題をやらせるのに疲れる放課後?

自分のペースで入れないお風呂?

なかなか寝ないせいで、こっちが寝落ちしそうな寝かしつけ?

 

どの時間もそれなりに大変ですが、私が憂鬱なのは、断然ご飯の時間です。

1番下が3歳となり、子供のお世話が少し落ち着いてきた我が家ですが、ご飯の時間はなかなかにストレスを感じる時間です。

 

男子なのにあまり食べないにーさんを始め、ちびと同じくらいの量しか食べないひめ、食べたいものだけ食べるちび。

 

食べることにあまり興味がないので、全く集中して食べません。

それなら、今日あったことなど話しながら和やかな団欒の時間に、と思いきや、話し始めると、クイズなどの遊びになったり、口喧嘩を始めたりします。

 

「前を向いて食べなさい!」と何度も言い、結局ちびの口には一口一口食事を運び、上の2人もとにかく時間がかかるので、なかなか片付けることもできず、イライライライラ…

 

そんなに私が作ったご飯が美味しくないのか!!

と叫んで、ちゃぶ台をひっくり返したいです。

(実際はテーブルで食べてるんですけど。)

 

あぁもぉ!本当は楽しい食卓にしたいのにっ(泣)!!

 

そんな私をクールダウンさせるのにぴったりの絵本がありました。

 

子供に食べさせたいのなら

「ごはんよー」と呼ばれた女の子。お絵かきに夢中だった女の子は嫌々ながら食卓につきます。すると、絵から抜け出したワニ、クマ、オオカミがやってきて…。食べたくない子供の気持ちに寄り添ってくれる絵本です。

 

子供は欲求に忠実。

時計や栄養バランスで食べているわけではないのです。

食べたいときに食べたいものを食べたい!

 

いやいや、本当は誰だって、大人だってそう。

 

そういえば、私も1人ランチは好きな時間に適当なものを食べています。

やりたい事がある時はささっと済ましてしまったり。

何かを夢中でやってる時は食事に時間をとられたくはないものです。

 

ただ、大人になるにつれて、栄養バランスの重要性や、現実的な時間の問題、作ってくれた人への気遣いを学び、文句を言わず、時間を決めて食べるようになるのですね。

 

子供に食べさせたいのなら、とにもかくにも、空腹にさせるのが1番。

改めてそれはそうだよなぁ…と納得させられました。

 

ひめとちびは「私はワニが好き!」「〇〇ちゃんはクマ!」と動物が気に入ったみたいでした。

女の子が描いた模様がとても愛らしい動物たちです。

 

子供が食べたくないとき、こんな動物が来て、「すてきなごはん!」と言って美味しそうに代わりに食べてくれたら、子供も私も救われるのになぁ、と、夢見てしまいました。

 

明日から空腹を意識しておやつの食べ方を見直してみようっと。

ごはんのじかん (ポプラせかいの絵本)

ごはんのじかん (ポプラせかいの絵本)