独特の世界観を持つ絵本「まじょだ!」
こんにちは。
今年のハロウィンも、近所のママ友の計画に乗っからせてもらったくるみです。
今年も女子2人は仮装しました。
ひめは美女と野獣のベル。
ちびはプリンセス。
(ちびには家にあった白いドレスを着せたのですが、「ラプンツェルになりたい!」とゴネるので、ひめと2人で「ラプンツェルも白いドレス着ることもあるよ!」となだめて納得させました(汗))
個人的にはベルの真似をしたひめの髪型がとてもうまくいったので、大満足でした。
ハロウィンでは魔女の仮装をした方もいるのではないでしょうか?
今日は、少し変わった魔女のお話です。
小さいキリンを飼ってみたい
魔女がいた。名前はボラ。キリンが飼いたくなったので魔法で小さくして飼った。キリンに対して柄にもない優しさを示した魔女だったが…絵画のような絵と驚きの展開が楽しい絵本です。
割れたあご,土色の四角い顔の魔女。
出っ歯のキリン。
抽象画のような背景。
個性的な色使い。
独特のの世界観があります。
抽象的な絵と違い、ストーリーはわかりやすいけれど、途中、急展開があり、「えー!」とひめもびっくりしていました。
最後は新しい始まりの予感を残して終わるのですが、「どういうこと?」とひめ。
なんとも不思議なお話です。
キリンを小さくして飼うなんて、ちょっといいなぁ、と思ったり、帽子を冷やしてかぶるという変な趣味に笑ってしまったり、この魔女の憎めないキャラクターに惹かれてしまいます。
猫とキリンも魔女のことを本当に恐れ嫌ってはなさそうなところもなんだかほんわかします。
魔女のことを慕っているように見えるところさえあります。
なんたって魔法を使える魔女なわけだし、魔女の話ならこのくらい不思議な話でいいかもしれません。
ちょっと無気味な奇妙な顔の表紙といい、なんだか心に残る1冊でした。