3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

イライラは人の損ならず「ぶん ぶん ぶるるん」

こんにちは。

風邪をきっかけに、また体調不良が続いてしまったくるみです。

 

身体の調子が悪いと、なかなかブログが更新できません。

調子に左右されずに出力できる人になりたいです。

誰かコツを教えて下さい。

(ただただ根性が足りないのか…?)

 

そんな私にも主婦の仕事は容赦なく降りかかってきます。

ウォーキングして帰ってきたら、洗濯機を回し、朝ご飯の用意、早起きのちびのお世話と、休日も寝てはいられません。

 

先週の日曜日。

朝の仕事を終えて、ちょっと休憩、お茶を飲んでいたとき。

ひめに、「なんで何もしてないの?パパは働いてるよ〜」と言われました。

 

確かにその時夫は息子の習い事の雑事をしてくれていたのですが、いやいや、待ってよ、ママは朝早く起きて結構働いたんだよ…と訴えながらなんだか泣きたくなってしまいました。

何気なく悪気もない無邪気な子どもの発言。

だからこそ垣間見えた本音。

 

主婦の仕事って全然働いてるように見えないのだろうか?

 

それから、なんだかイライラ。

認めてもらえていないイライラ。

 

もやもや、イライラが消えず、八つ当たり先はもちろん夫(苦笑)。

置かれたままのゴミについて、必要以上に嫌な口調で、

「すぐに捨ててよ、いつもこうやって置きっぱなしにして誰が捨てると思ってるの!」と。

 

言われた夫もイライラ。

夫の八つ当たり先は息子。  

 ひめをからかって泣かせるにーさんに、

「やめろって言ってるだろ!」と。

 

言われたにーさんもイライラ。

余計にひめをいじめます。

 

そして、ひめも…

 

ああ、私のイライラがみんなに伝染してしまった…反省。

そんな我が家のようなストーリーの絵本があるので、今日はその絵本を紹介します。

 

イライラは消えない

蜜蜂がやってきて雄牛を刺した。刺された雄牛は驚いて跳ね回り、そのせいで雌牛はご機嫌斜め。農家のおばさんを蹴飛ばした。蹴られたおばさんはおじさんにがみがみ八つ当たり。イライラはどんどん感染して終わらない。最後には…!テンポ良く読める文とどんどん進む場面が楽しい絵本です。

 

蜜蜂が、ぶん ぶん ぶるるんと飛んできて、雄牛を刺します。

 

そこから全ては始まります。

驚き、イライラ、暴力はどんどん周囲に伝染していきます。

 

ほうらおばさんおこったぞ。 おうちでがみがみやつあたり。 

などと、文章のリズムが良く、スーパーマリオのように右にどんどんスクロールして場面が変わるような展開はとても読みやすく、子どもにもわかりやすく楽しめます。

動物たちの怒ってる表情も面白く、イライラって客観的に見るとわりに滑稽だなぁと思ったりしました。

 

そうそう、このストーリーはまさに日曜日の我が家。

イライラは伝染していくのです。

どこにも消化されないイライラは、またまた回ってくると想像できるストーリーが秀逸です。

 

イライラを初めに発信してしまうことが多い私ですが、そんなことしてるといずれは自分に返ってくるぞ、ということです。

発信しないのはもちろん、できれば自分のところで止められるくらいの大きな器を持ちたいものです。

 

…と短気の私は、情けは人のためならず。的な教訓を受け取りましたが、そんな真面目な解釈など抜きで、リズミカルで楽しく、エンドレスなストーリーに何度も読んで楽しめる絵本です。

みなさんも是非。

ぶん ぶん ぶるるん (ほるぷ海外秀作絵本)

ぶん ぶん ぶるるん (ほるぷ海外秀作絵本)