クリスマスにおすすめの絵本「となかいはなぜサンタのそりをひく?」
こんにちは。
忙しなく過ごす年末、いかがお過ごしでしょうか。
今年中にやるべきこと、やりたいことが多すぎて、時間がいくらあっても足りません。
「ああ、時間がないよぉ!」と言った私に、「〇〇ちゃん(ちび)は、じかんあるから、あげるよ。はいどうぞ」とくれたちび。
ありがたく受け取ったふりをしていたら、しばらくして、「〇〇ちゃんがあげたじかん、もうつかった?」と聞かれ、返答に詰まってしまったくるみです。
さて。
今年ももう少しでクリスマス。
子どもたちはワクワクドキドキ、待ち遠しく過ごしています。
サンタさんからのプレゼントを心待ちしている我が子たちです。
今更ですが、サンタさんって不思議な存在ですよね。
遠い国から来る、という微妙な距離感。
白いひげで全身赤。
さらには、トナカイにひかれた空飛ぶそりに乗っている…
トナカイなんて実物は見たことないし。
改めて考えると謎が多すぎて、よくもここまで流行ったなぁと思います。
謎が多いから逆に信じられるのかなぁ。
例えば、トナカイに馴染みがあって、サンタクロースという名前も身近に感じる国に住んでいる子はどんな印象なのでしょう?
日本で言い換えると「牛が引くそりに乗った布袋さま」とかになるのかな?
それはそれで日本の空を飛びそう。信じられる気もします。
たくさんあるサンタさんの謎の中でも、サンタさんはなぜトナカイとペアを組んでいるのか、そんな疑問に答えてくれる絵本があったので、紹介します。
選ばれしもの、トナカイ
歩いて配ることに限界を感じたサンタクロースに、小人たちは空飛ぶ魔法のそりを作ってあげました。喜んだサンタクロースはそりを引いてくれる動物を募集することにしましたが…たくさんの動物の登場が楽しいクリスマス絵本です。
干支の順番の由来や人参と大根とごぼうの色の由来など、由来をこじつけた(言い方が悪い!)寓話ってありますよね。
想像力で現実世界を見る視点に夢があって、私は好きなジャンルです。
この絵本もそんなお話の1つです。
サンタクロースが募集したそり引きの仕事に、いろいろな動物が立候補します。
けれど、象は重すぎて屋根を壊してしまい、
犬は高所恐怖症でダメ、カンガルーは…
試しにそりを引いてみると、どの動物も様々な理由で向いていないことがわかるのです。
美しい真面目なタッチの絵の感じ(主観です)で、そり引きに失敗する様子を描いているのが面白く、とても魅力的に感じました。
その辺のコンビニに貼ってあるようなアルバイト募集のように、気軽にそり引きを募集しちゃうサンタクロースのキャラクターも素敵です。
ひめはどこからどこまで作り話と思っているのか、聞き入っていました。
意外と、難しいそり引きの仕事。
数ある動物の中で、トナカイは選ばれしものだったんですね。
個人的には、積極的な志望理由でないのが気になりました(笑)
明日はもうクリスマスイブ。
夜にはサンタさんのお眼鏡にかなったトナカイがそりを引いてくるんですね。
義理堅いトナカイの姿を思い浮かべながら、2019年のクリスマスイブの夜を過ごしたいと思います。
メリークリスマス!