しんじられないなぁ!「なにをたべたかわかる?」
こんにちは。
一緒におままごとのような遊びをすることも増えたひめとちび。なぜだかいつも配役が「お母さん」と「ねこ」なので、「お父さんとか赤ちゃんとかいないの?」と聞いたら「結婚してないの」だそうです。ネコを飼っている一人暮らしのOLのような設定のおままごとに、新しい時代を感じたくるみです。
お正月疲れか、どうも調子が出ず、食欲も波があるこの頃。
何でもよく食べ、飛んだり跳ねたり、疲れを知らず、寒さも知らず、起きている間は絶好調だった子供の頃とは同じ体とは思えない、だるく重たいこの身体。
産後の衰えに加えてヘルニア発症してからは、ますます丈夫な体に憧れるようになりました。
(なんて言いながら結局何もしないままじゃ老いてく一方ですよね…やはり筋肉体操か?)
今日はそんな憧れの丈夫な体をもった猫さんのお話です。
しんじられないなぁ!
大きな魚を釣って担いでいるねこ。ねずみがやってきて、次の場面で驚きの展開に。うさぎも、いぬも、たぬきもやってきて…。巨大な魚に押しつぶされそうな猫の運命は??
色が少なく、絵もシンプル。
それだけに、ストーリー展開に誰もが惹き付けられます。
大きな魚を持った猫の前にねずみ。
ねずみは魚を横取りしたいの?
猫がねずみを食べちゃうの?
と思っていたらまさかの展開。
どうなるの??
驚きつつ、ワクワクしながら最後まで読めました。
私は語りの文がツボでした。
説明でもなく、傍観者の感想のようで、「しんじられない」など、他人事のような、なんだかちょっと小馬鹿にしたような、語り口がやみつきになります。
「この猫は丈夫なんだね」というまとめも、「いや、もっと言うことあるでしょ!」とツッコミたくなってしまいます。
猫もすごいけど、魚もすごい。
信じられないことの連続です。何から何までナンセンスなのに、どうしてこんなにまとまっていて面白いんでしょう。すごいなぁ。
表題の質問は、読み聞かせをしたら子どもにウケが良さそうです。
我が家の子ども達も、記憶を思い起こして、答えていました。
食物連鎖について興味の入り口になるかもしれません(?)
絵本ならではの魅力が詰まった1冊だと思います。