3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

迷子はちょっとでももうイヤ!「ちょっとだけまいご」

こんにちは。
Eテレみんなのうた」の「ビーフストロガノフ」という歌が好きで、気になって仕方がないくるみです。
アニメーションも最高です。

さて。
うちは、上の子2人はビビリで、どこへ行っても私と離れたがず、迷子の心配はしたことがありませんでした。

今でもあまり冒険しないタイプです。

ただ、ひめが一度だけ迷子になりかけたことがありまして…

その日、ショッピングモールのゲームコーナーで「ポケモントレッタ」というゲームをやるにーさんに付き合っていました。
まだ2歳だったひめは足元でちょろちょろ動いてはいたものの、いつも通り私が見えるところで歩いていました。

にーさんに話しかけられたので答えて少しのやりとりをして、ふと足元を見ると、

あれ!?いない!?

にーさんにはとりあえず待っててもらい、すぐ辺りを探しました。
1つ隣の通路にいなかった時は、さーっと血の気が引いていくのがわかりました。

泣き声も聞こえないし、いつも私が見えないと泣くのに自分でこんなに歩くわけない!
連れ去られた!?
軽いし、お菓子で釣れば簡単にひょいと持ち上げられちゃったに違いない!
超絶可愛いし…(親ばか)

と完全に思い込み、半泣きの気持ちで探していると…

あっという間に見つかりました(照笑)

けれど、あの時の焦りは今でも忘れられません。

ところが、「迷子なんて、もうしょっちゅう!」などと言うママ友もいて、小心者の私は、尊敬すら抱いてしまいます。
慣れるものなんでしょうか。

今日はそんな迷子にまつわる絵本、フクロウの可愛いお話です。

フクロウのママがクマ??

フクロウの赤ちゃんは、お母さんと木の上のお家。
寝ている間に落ちてしまった赤ちゃんフクロウのところに、リスが助けにきます。
一緒にお母さんを探し始めた2人でしたが…。
無事お母さんと再会できるでしょうか。

海外ではリスっておとぼけキャラなイメージなのでしょうか。
埋めた木の実の場所を忘れちゃうから?

大好きな「リスとお月さま」という絵本でも早合点してコミカルな役でしたが、このリスもとても思い込みが激しいです。

ふくろうの子供のママはふくろう、という大前提を忘れてしまって、あっちいったりこっちいったり。
全く違う動物を「きみの かあちゃんだ」と断言するリスが面白くて可愛くて、とても好きです。

自分が木から落ちたのに「ママがどこかにいっちゃった」と言ったり、「ママはすごーく大きい」と言うフクロウの赤ちゃんもいい味を出しています。
自分の視点で物事を捉えているのが、まさに子供のようで愛らしく、そんなリスと赤ちゃんとのとんちんかんな会話に癒やされます。

ちびは緑の大きなクマが気に入り、何度もページを戻そうとするので少し困りました。

絵は独特の色遣いで、とてもおしゃれなイラストのようで、私は好きでした。

ユーモアある最後まで楽しめるおすすめの絵本です。

上2人と性格が違うハチャメチャなちび。
私も迷子に慣れる日がくるかもしれない?

ちょっとだけまいご

ちょっとだけまいご

リスと一緒に勘違いしちゃった「リスとお月さま」 - 3つのたねに絵本の水を