3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(小6)ひめ(小2)ちび(4歳))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

働き方について考える「しほちゃんのシフォンケーキ」

こんにちは。

体重の増加が深刻になってきたくるみです。

 

そんな中で、こんな話題ですが…

お菓子作りはお好きですか?

 

私はというと、以前は全く興味がありませんでした。

 

ご飯だけでも大変なのに、さらに時間を割いて調理すること。

泡だて器、粉ふるい、ケーキ型などの特殊な道具を揃えること。

 バターでべたべたした調理道具を洗うこと。

どれをとっても面倒で。

 

というより、そもそも、出来上がったお菓子にあまり興味がなかったのです。

甘いものがそれほど…

 

けれど、数年前になかしましほさんのクッキーに出会いました。

バターを使わず、洗い物もほとんど出ず、簡単、短時間でできる、ポリポリと美味しいクッキー。

とても気に入って、何度も作って家族で食べていたのですが、私には小麦粉が体質的にあまり合わないらしく、お腹にたまった感じがして…

米粉に変えたらいいのでは?などとやってるうちにお菓子作りに少しはまりました。

 

数年前の私からはまったく予想できないことです。

お菓子作りなんて絶対しないと思っていたのに。

「絶対」なんて、一瞬の感情に過ぎないものと痛感しました。

 

そして、とうとう、最近ケーキにチャレンジしました。

 

なんとなく難しそうで、クッキーよりずっと面倒くさそう。

そして、何よりケーキに魅力を感じない。

 

と、敬遠していたケーキなのですが、この絵本を読んでからというもの、シフォンケーキが作ってみたくて…

 

シフォンケーキ作りが得意な女の子のお話です。

 

がむしゃらに頑張ることが良いことではない

ケーキ作りが大好きなしほちゃん。中でも得意なのはシフォンケーキ。食べに来た友達のたみちゃんの提案でお店を開くことにしました。お店は大繁盛。寝ないでケーキを作っていたしほちゃんは、具合が悪くなってしまい…

 

最初はお母さんから教わったケーキ作りですが、こぼしちゃったり、焦げ焦げだったり、様々な失敗を経験し、どんどん上手になるしほちゃん。

その熱意には目を見張ります。

 

お店まで出しちゃって、立派な起業家です。

 

メニューはまっちゃ、レモン、みかん、バナナ。

「しほちゃんのシフォンケーキ」というネーミングも、とても美味しそうです。

(偶然にも、なかしましほさんと同じ名前ですね!)

 

みんなが買いに来てくれるので頑張って頑張って、頑張りすぎて…

具合が悪くなっておかあさんに抱かれるしほちゃんの小ささにハッとします。

頑張らないでもいいんだよ、と言ってあげたくなります。

 

ところが、みんなはお店のために諦めません。

子どもたちに溢れる使命感。

食べさせてあげたい、しほちゃんを助けたい、お店を閉めたくない、という気持ちにじんときます。

美味しいケーキにこだわりを持ってケーキの質に妥協を許さない、しほちゃんの強い意志にも感心させられます。

 

自分が作ったものをみんなが喜んで食べてくれるって嬉しいですよね。

 

ひめはケーキが大好き。(私と違って生クリームも大好きです。)

「美味しそう」「私も作ってみたいな」と言いながら、眺めていました。

 

ちびは、

「コノ ミセノ シフォンケーキハ、セカイイチト、ワタシ オモイマース。トレビアン」

という外国のお客さんのセリフを片言風に読んだら、たいそう気に入って、「もういっかい!!」と何度も繰り返し読まされてしましました。

 

むりは せず、つくれる ぶんだけ つくりました。

継続するための働き方のバランス、できることを丁寧に取り組むこと、譲れないこだわりは大事にすること、一人で背負い込まずにアウトソースすること、など、大人の私にも響くものがありました。

 

そして、何より楽しそうに作るみんなを見て、シフォンケーキを作ってみたくなったのです。

 

卵を分けたり少しは面倒ですが、何度か練習して米粉でふわふわのケーキが焼けるようになりました。

子供たちが美味しそうに食べてくれるのが嬉しいです。

作りたがっているひめにも、そろそろ教えてあげられるかな、とワクワクしています。

 

にしまきかやこさんの可愛い絵と頑張るみんなの姿がほほえましく、元気をもらえる1冊です。

しほちゃんのシフォンケーキ (にいるぶっくす)

しほちゃんのシフォンケーキ (にいるぶっくす)

  • 作者:中川 ひろたか
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 大型本