3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(小6)ひめ(小2)ちび(4歳))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

パンダは熊のようで猫のよう「パンダしりとりコアラしりとり」

こんにちは。

ちびに「いまウノできる?」とつきまとわれる、くるみです。

ちびは、カードゲームのウノにはまっています。

 

さて。

家族と暮らしている方は毎日どんな会話をしながら食事をしているでしょうか?

 

私が憧れるのは、それぞれが今興味を持っていることの話や、今日の出来事を話して、聞いて、笑って、共有して、という絵にかいたような食卓です。

 

が、我が家の実態は…

「箸を置かないで。はやく食べて」(私)

「これ、食べられない」(ひめ)

「文句言わずに食べろよ」(にーさん)

「にいにには関係ない!」(ひめ)

「にいに、こっち見ないで」(ちび・突然の参戦)

「なんでだよ!」(にーさん)

「はいはい、食べる~!」(私)

 

といった具合。

 

和やかな食卓とは程遠い、がちゃがちゃした戦場です。

話をしようとしたら、だいたいは誰かが

「しりとりしよう!」

なんて言い出し、しりとり大会になってしまうのです。

(そして、ルールや、最初の人を決めるだけで一回はもめるという…)

 

しりとりは古典的で(起源がいつかはしりませんが…)単純な言葉遊びですが、いろいろなアレンジがありますよね。

 ジャンルしばりや文字数しばり、後ろ2文字をとるのや禁止ワードありなど、大人がやっても楽しいルールのものもあります。

 

うちでは、3才のちびは何でもあり、7才のひめは考えて分からなければ何でもあり、私とにーさんはジャンルしばりなどのルールで、などとハンデをつけて楽しんでいます。

 

そんな日常のせいで、思わず手に取ってしまうしりとり絵本。

 

しりとりの懐の深さを感じる一冊です。

 

しりとりから感じる、溢れる動物愛

さあ始めよう、パンダしりとり。「まれたときはきれいなピン」「さのうえをころがるのがす」「ばでがりがりタケをか」…文章でつなげていく動物しりとり。パンダ、カンガルー、チンパンジー、ゾウ、シロクマ…みんなのお気に入りの動物はいるかな?これを読んだらついつい自分でもやってみたくなっちゃうしりとり絵本です。

 

パンダしりとりと聞いて、

「パンダがテーマ?ジャンル絞りすぎでしょ。シャンシャン?シンシン?...って『ん』ばっかり!」

と思って読み始めると、

うまれたときは きれいな ピンク

!!!

文章じゃないか!

 

しりとりで文章はずるいですよね。

 

先日も、しりとりで「もりのなか」と言ったひめに、「『の』でつなげるのはダメなんだよ」と教えたばかり。

文章もOKにしてしまうと語尾は変え放題だし、完全な反則です。

 

でも、そんな反則に目をつぶってしまうくらい、このしりとりのすごいところはパンダについての情報量。

動物に対する熱いまなざしを感じるところなのです。

 

きばで がりがり タケを かむ

パンダに牙…そうか、考えたことなかったな。

 

いっぱい ゆきが ふっても へいきだよ

本来の生息地は寒冷地だっけ?

 

ねこみたいな つめで きのぼり

そうか…牙に爪。

牙は強くて熊のよう、ネコみたいな爪…あ、パンダって大熊猫って書くよね。

なんて思ったり。

 

その動物について、再確認したり、初めての知識を得て見る目が変わったり、絵を見て親近感を感じ、さらなる興味も湧いてきます。

 

絵本の中には、パンダの他にも、題名のコアラも含め全部で9種類の動物が描かれています。

それぞれの動物の生態について、しりとりで繋がったリズムよく読める短文と、動物の特徴や挙動が伝わってくる親しみやすい絵で説明してくれているのです。

しりとり図鑑といったところでしょうか。

 

こんな感じで、自分の好きな物についてしりとりで紹介するのは楽しそうです。

 

あまのじゃく 11年で流石に慣れた 「きらい」は「すき」で 「いいえ」なら「はい」(にーさん)

妹に負けてもにこにこ 「すごい!」と言える その寛大さを 見習いたいな(ひめ)

泣くと 何でも許してもらえる 甘やかされた ムードメーカー(ちび)

 

なぜか初めは短歌調になってしまいましたが。

 

こんな感じでどんどん繋げて自由に遊べます。

 

動物や言葉遊びが好きなら、とてもおすすめの1冊です。