3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

波の音が聞こえる「うみべのいす」

こんにちは。
夏休み一大イベントの帰省が終わり、疲労が今頃どっと押し寄せているくるみです。

みなさん、今年の夏は海に行きましたか?
なんて、私はもう何年も海遊びしていません。
最近は若者の海離れが進んでいるとのこと。

砂、塩水、くらげに紫外線。
確かにハードル高い遊びですよね。

でも、海、ただ見るだけなら好きです。
いつまでも終わりのない波の音。
どこまでも続く地球の縁。

今日はそんな海が目の前に感じられる絵本です。

点、点、てん、てん、てん…

海辺に置かれた一脚の椅子。
すわっているのはだれかしら…

いろいろな動物が座っては去っていきます。

常に海を眺める視点から描かれていて、まるで隣にもう一脚の椅子を置いて、座らせてもらったみたい。
時間とともに、海が移り行く姿を楽しめます。

空も海も無数の点で描かれているのですが、点の色の組み合わせで、夜や朝、光の違う景色を感じられるのが不思議。

ひめは不思議な生き物の出現が好きみたいで…

海辺で波の音を聴いている気分になれます。
マイナスイオン……

うみべのいす

うみべのいす

お風呂好きになーれ「おふろであわあわ こぐまのくうぴい」

こんにちは。
夜エアコンつけて室温33℃って…
台風一過の暑さ半端ないです。

こんな暑いとシャワーで汗を流すのが気持ちいい。
はずですが、ちびさんはお風呂で洗われるのが嫌いです。特に髪や顔。
顔はわかるけど髪は気持ちいいだろうに…
泣き叫んで拒否します。
そこを歌でも歌って誤魔化しながら(全然効果なし)無理矢理洗うので、余計時間がかかります。
お互いのためだよ、そろそろ観念しなさい、と思う憂鬱なお風呂タイム。

そんなちびさんを楽しませようとひめが選んだ本。

お風呂たのしいよ!

くうぴいとお父さん。
お風呂で泡だらけになって遊びます。
全身泡になったところで、にーさんもひめも「わあ!」「たのしそう!」「やってみたい!」と歓声をあげました。
肝心のちびは1ページ目で指差しをしてから、その後見てるんだかないんだか…

結局その日のお風呂も泣き声を響かせるのでした。
お風呂好きになって欲しいなあ。

とても可愛い厚紙絵本です。

おふろであわあわ―こぐまのくうぴい (ミキハウスの絵本)

おふろであわあわ―こぐまのくうぴい (ミキハウスの絵本)

青いくまの男の子?「ペネロペのいちにち」

こんにちは。
毎日なんだかんだ忙しくてぐったりのくるみです。

朝起きて、洗濯機を回し、朝ごはんを作る。
ちびさんを起こしておむつを替え、早く食べさせろーとうるさいちびさんに離乳食を食べさせ、洗濯物を干す。
ちびさんを着替えさせ、上の2人に朝の支度を促しながら洗い物をしてお風呂掃除、にーさんの宿題を丸付け、ひめのピアノの練習に付き合い、またおむつを替え、ついでにトイレ掃除。
あれ、いつの間にか、そろそろお昼ごはんを作らなきゃ…あ、自分の朝食食べ忘れてた。

というのが今日の1日のはじまり…

3人子育ての夏休み。かなりハード。
よっしゃ痩せるぜ!と思いきや、日中食べられなかった分を夜摂取したりで全然痩せやしない。

そんなくるみの1日(泣)はともかく。

ペネロペの1日は…

異国の香りストロンボリ

ペネロペってなんとなく知ってる。
アニメ?あんまり詳しくはないのだけれど見たことある。

青いくまの男の子だと思ってた人いませんか?
はーい。私がそうです。

いえいえ、コアラの女の子ですって!衝撃。

おフランス作。
なので出てくる名前が独特。
ひめはペネロペさえも言えず。
「ペネルコロ」と言ってにーさん爆笑。

そんなペネルコロ(本名ペネロペ)の1日を描いた絵本。

別々に描かれていた登場人物がリンクしてくる辺りがにーさんは面白かったようです。

私としてはストロンボリという名前に異国を感じました。
ストロンボリ、ストロンボリ。
クセになる音の並び。

ぼんやりとしたタッチの絵も魅力です。

水平線から続いていく物語「これはすいへいせん」

こんにちは。
定期的な読み聞かせを始めてはや1ヶ月。
自己満足感が半端ない(いい意味で)くるみです。

絵本を選ぶ楽しみがある。
たくさんのことを知り過ぎているにーさんはともかく、あまり物を知らないひめの世界が広がっている。
にーさんは大好きなママと触れ合える(笑)。
子供に関わっている満足感がある(しかも3人いっぺんに)

いいことばかり!

しかし。
まあやはりデメリットといえば、なんやかんやと忙しい家事の間にとられる時間…
そう、世知辛い世の中、結局は時間の問題。

そんなこんなで、ついつい文字の少ない絵本を選びがちなのですが、今日は頑張りました。

水平線のように続いていく物語。

水平線から次々と広がっていく世界。

インデックスのようにページごとにイラストが添えてあり、めくりやすい造り。
連歌のように、最初の文から引き継いでいく文章。
独特の絵本です。おしゃれ。さすがtupera tuperaさん。

「あらいさんって急に日本人!」
「こっからはずっと絵本の世界の話なの?」
物事の白黒付けたいにーさんは世界観にやられている様子。

「うーんどうだろう?」
適当に濁してみました。
たまにはこういう曖昧な含みのあるのもいいよね。

ひめは、前のページと同じ文章を私が早口で読むのが気に入らないらしく、終始ちょっと不満顔でした。

早口だったけど、たくさん文字、読んだよ!

これはすいへいせん

これはすいへいせん

ビフォーアフターから想像してみよう「このあいだになにがあった?」

こんにちは。
「7時に起きる」を娘の目標に掲げたものの、自分が起きられないくるみです。

突然ですが皆さん、Eテレ見てますか?
私は、にーさんが小さい頃とてもお世話になりました。
2人目、3人目になると、ついついにーさん主導のテレビ番組選択になってしまい、なかなか見られませんが。

今日久々につけてみたところ、ちびさんの食いつきようったら。
ひめも「ぶんばぼーん」を楽しく踊りました。まだまだ楽しめるお年頃。
そんな子供大好き子供向け番組もさることながら、5分間の番組などもすごいの!
白い紙のみで作った映像や、わざわざアナログでキャラクターをコマ送りしてるようなアニメ。大人が見ても面白い。

デザインあ」、「ピタゴラスイッチ」などなど、オシャレだし、ずっと見ていたいくらい。

Eテレ熱語り過ぎですが、今日はそのピタゴラスイッチつながりで。

想像してみよう、その間に起こったこと

ビフォーアフターの2枚の写真を見て、その間に何が起きたかを想像する、写真絵本。
次のページにはその間起きたことの写真が出てきて、こんなことが!と思うわけ。

例えば、左にもこもこヒツジ、右に毛を剃られたつるつるヒツジ。
ページをめくると2つの写真の間にヒツジが毛を剃られている写真がある、といった具合です。

さすが、ピタゴラを考えてる彼ら。うまいこと考えるなぁ。

さあ楽しくなりそう、読み聞かせタイム。

賑やかに当てっこが始まります。
ひめ「髪の毛切った!」
にーさん「剃った毛を何かに使ってるとか?」
いやいや、にーさん深読みし過ぎです。

お風呂のページが2人とも気に入った様子で、ひめは読み聞かせ中も「もう1回!」とリクエスト。
そして4、5回戻って読んだのに終わってからも一人で何度も読んでいました。
気に入ると何度でも読みたがるひめ。
お気に召したなら何より。

私もこのお風呂のページが1番好きです。

皆さんもお気に入りのページを見つけてみては?

このあいだに なにがあった? (かがくのとも絵本)

このあいだに なにがあった? (かがくのとも絵本)

きゅうりの自販機見てみたい「カッパもやっぱりキュウリでしょ?」

こんにちは。
今日は涼しい!と思ったら普通に夏日。もう25℃なんて夏ではないのでは、と思うくるみです。

連日の熱帯夜にエアコンをつけないわけにもいかず、体調崩しがちな昨今。
ちびと私でまんまと風邪を引いてしまいました。

子供が3人になって、何が辛いって体調を崩した時。
1人じゃ病児を一度に3人も診られない。まして自分も具合悪くなったら…
今年のお正月に家族全員インフルになった悪夢を思い出し、他のメンバーに感染しないことを祈ります。切に。

さてさて、きゅうりも風邪ひくんですかね?
今日はきゅうりが風邪ひいて倒れている、そんなお話。

食べてみたいな、きゅうりキャンディ

カッパが道端に倒れていた巨大なキュウリを見つけ、元気になったら食べようと看病したところ…

この絵本のユーモア、大好きです。

いったい、なんなんだ??と困惑するカッパと次のオチのページの韻を踏んだ感じ。
とても好きです。

きゅうりの自販機のメニューもステキ。
きゅうりの輪切りに高級きゅうり。きゅうりの漬物も美味しそう。
にーさんはきゅうりキャンディーに興味あるらしい。きゅうりの産地のお土産でありそうだね!

思わず笑っちゃう、おすすめの絵本です。

カッパも やっぱり キュウリでしょ? (講談社の創作絵本)

カッパも やっぱり キュウリでしょ? (講談社の創作絵本)

同じ本繰り返し読む派?「もこもこもこ」

こんにちは。
昼ご飯のメニューに頭が痛いくるみです。

子供は好きな本を何度も何度も読むってウワサ、ありませんか?
読み終わったそばから「また読んで」とせがまれる、みたいな。

ところが、にーさんには全くなく、2度目に読もうとすると「それもう知ってる」と興味ゼロの状態。

なんだ、ウワサは嘘だったのか、と思っていたところ…

ひめは何度も何度も読む派。
図書館でも「またこれ借りるの??」ということもしばしば。

この本も、もう何度読んだことでしょう。
ひめの好きな絵本です。

エンドレスの不思議な世界

全ては「もこ」から始まる。

誰が出てくるでもなく、文章もないのだけど、なんだろう、この楽しさ。

にーさんも「ふんわふんわふんわ」とふざけて踊りながら(?)楽しんでいました。
次はどうなるんだろ。
想像力を掻き立てられる絵本です。

自分のストーリーを作ってみるのも楽しそう。

もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)