まるを探してみよう「これはまる」
こんにちは。
今日は十五夜。くいしん坊ひめが、去年の十五夜におだんご食べたことを覚えていて甘え上手に「また食べたいな♪」と言うので、今年もおだんごを作ったくるみです。(といってもすごく簡単なミックス粉)
「十五夜は満月ってわけじゃないんだよ」とにーさん。
そうだったんだ!勉強になります。
満月は明後日なんだそうです。
それにしても、行事って幼稚園でたくさん習ってきますよね。
節分、ひなまつり、端午の節句、七夕、十五夜…
どれも10代20代は忘れていたものばかり。
それを親になって1つ1つ子供と過ごし、思い出す。また子供が成長したら忘れていく、たぶん。
そしてきっと、子供たちが巣立った後、季節が巡るごとに懐かしく思い出すんだろうな、としみじみ思った今日でした。
子供たちの記憶の中でも楽しい思い出として残るといいな。
さて、今日は最後におつきさまが出てくる赤ちゃん向け絵本。
身の回りのまるを探してみよう
未だに四角と三角を間違えてしまうひめですが、さすがにまるは間違えない。
赤ちゃんがなぜだか惹かれる図形です。
(アンパンマンだってまんまる!)
身の回りに丸いものどれだけあるでしょう。
ボタン、電気、ボール、コップ、信号、たくさんのまるに囲まれて暮らしてる私達がいるのはまるい地球。
身近な物で表現しているのも楽しい。
ひめは大好きな苺で作ったおひさまがお気に入り。
私はボタンで表した雪のページが好き。
まるを探したくなる絵本です。
- 作者: 中川ひろたか,tupera tupera
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2015/04/22
- メディア: 単行本
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だじゃれ満載「しろずもう」
こんにちは。
また今日もにーさんと口争いをしてしまい、もやもやするくるみです。
なかなか男子の心をつかめない。
理解できない領域が多すぎの小3男子です。
そんな彼にはだじゃれで打ち解けよう。
だじゃれの洪水
城と城が相撲をとる、というこの絵本。
もう設定からだいぶ破天荒。
白いお城のおしろうが黒いお城のおくろあにきに勝ちたくて強くなろうと修行出ました…
そこここにだじゃれが散りばめられ、とにかく楽しい絵本です。
武将にはまっているにーさんには城も掴みOK。
にーさん大好きな絵本でした。
「みあってみあってはっけよーい!しろずもう!!」
- 作者: 丸山誠司
- 出版社/メーカー: 佼成出版社
- 発売日: 2014/01/15
- メディア: 大型本
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その名も「ゴムあたまポンたろう」
こんにちは。
手足が冷えてきて、体温を上げるという今年の目標を思い出したくるみです。
喉元過ぎればってやつで夏の間忘れていました。
今年もあと3ヶ月…
さて、昨日は重たい内容だったので、今日はただただ楽しく軽快に飛び跳ねていきましょう。
その名もゴムあたまポンたろう
もう名前からしてすごいの出てきたぞという感じ。
頭がゴムでできていて、ぽーんと跳ねていく男の子のお話。
無表情なポンたろう君は少し気持ち悪いけど、なぜだか可愛い。
彼の悩みはとんでいけなくなること。
おばけ1家との遭遇、ハリネズミの群れに落下、果たして彼は跳び続けられるのか。
子供たちはハリネズミがところがお気に入り。
ひめ恒例の「もう1回戻って!」攻撃に応えつつ、ポンたろうの行方を追います。
私は最後のページが好きでした。
ゴムのきはポンたろうのふるさとなのかな。
皆さんも是非、きもかわいいポンたろうの旅を楽しんで。
- 作者: 長新太
- 出版社/メーカー: 童心社
- 発売日: 1998/03/25
- メディア: 単行本
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自己肯定感なくてもいい「たいせつなこと」
こんにちは。
実家から持って帰らされた私の学生時代の思い出の品を、とっておくか捨てるか、途方に暮れるくるみです。
友だちや先輩と交換してた手紙など大量に出てきました。
読んでみるとあまりの下らなさ、中2病的な痛さに恥ずかし死にしそうなほど。
これ、私が死んだ時に子供に読まれるの嫌だなあと思いつつ、なんだか捨てられない。
今はまだ恥ずかしさが懐かしさに勝つけど、いつか逆転していい思い出になるんじゃないかと思ったりして。
恥ずかしさを圧し殺し、パラパラと読んでいたら、先輩からもらった手紙に、「自分のこと好き?」と質問が書いてありました。(思春期っぽい!)
それに対してあの頃の私はどんな返事を書いたのだろう…
絶対に好きだとは書いてないはず。
なぜって私は生まれてからずっと自己肯定感が低いのです。
自己肯定感って言葉が流行り始めてどのくらい経つのでしょう。
子育てのセオリーでもよく聞きます。
自己肯定感を育てましょう、って。
自己肯定感があれば自暴自棄にならず、前向きに物事に取り組める。
グズグズ悩んだりする時間も労力もかける必要がないので、心がクリアになり効率が上がる。
自分を愛せて初めて他人を心から愛せる。
わかる。子育てで大事なのも痛いほどわかる。
だけど、そうはいっても。
何か困ったことが起きたら…
私ってなんてダメなんだ…グジグジ
あ、またグジグジ悩んでる。
そもそも私が自己肯定感ないのがいけないんだ。
あ、それもまた自己肯定してない。
と、負のループにはまるわけで。
子育てしてると、子供が自分の嫌な部分を引き継いでることがあって、本当に落ち込むのだけど、自己肯定感もその1つ。
にーさんの自己肯定感の低さが痛いくらいでして。
叱りすぎてるからかも。
愛情が足りないんだ。
比べないようにしてるつもりだけど比べてるのかも。
育て方が悪いんだ。
と、更に私の自己肯定感を下げていく。
親子でどんどん深みにはまっていくのです…
今日の絵本、そんな日常(いつもそんな暗いわけじゃないですが(汗))に疲れた時、心に沁みる1冊。
自己肯定感がなくてもいいのでは
グラス、りんご、風…
それぞれの特徴をしっとりと読み上げ、最後に「○○にとってたいせつなのは○○ということ」でしめる。その繰り返し。
何でもかんでもクイズにしてしまうクイズ大好きなにーさん。
途中で法則を見つけたらしく、「最初に言ったのがたいせつなんでしょ!」と、読んでる間に勝手に当ててくる。
わりと、文字の多い本ですが、言葉遣いが丁寧で詩的。
最後の「たいせつなのは…」という締めの言葉が気持ちよく読める。
りんごにとってたいせつなのはおいしいじゃなくて、たっぷりまるいこと。
雪は白いことだけど、空は青いことではない。
なんとも深い。
大人も楽しめる内容です。
そして、最後のページ。
大体予想できます。
そう来るんだろうなって。
でも心にグッときてしまう。
毎ページ勝手に答えを叫んでいたにーさんも、なぜかしんとしました。
何か受け取ったものがあったんだろうか。
これを読んだ後、自然と湧いてきたのが自己肯定感なんてなくてもいいのではないか、ということ。
一見矛盾しているようだけど、自分を認めるっていうのはそういうこと。
自己肯定感のない自分も無理に直す必要なんてない。
足が速い子と遅い子がいるように、自己肯定感だって高い子と低い子がいる。
にーさんが自暴自棄な発言をしたら「お母さんもそう思うことあるよ」って言ってあげればいいんだ。
今までもやもやしてたまっていたことがすとんと降りていきました。
5歳のひめには少し難しいけど、
誰もがきっと何かを感じとれる絵本です。
- 作者: マーガレット・ワイズブラウン,レナードワイスガード,Margaret Wise Brown,Leonard Weisgard,うちだややこ
- 出版社/メーカー: フレーベル館
- 発売日: 2001/09/01
- メディア: ハードカバー
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ありがとう、くつ「くつくつあるけ」
こんにちは。
いよいよ食欲の秋到来で体重計に乗るたびに落ち込むくるみです。
1歳3か月。ちびがとうとう一人で歩けるようになりました。
壁伝いだったのが家具から家具へ。
そしてとうとう何も捕まらずにトコトコ。
よちよち姿ってやつはこの上なく可愛い!
自分でも歩けるのが嬉しいのか、満面の笑みで歩いています。
何かを持って真剣に歩いてくる様もたまらない。
最近は床に落ちているゴミを歩いて届けてくれます(笑)
そんなおちびさんにぴったりなこの絵本はどうでしょう。
ありがとう、くつ
ひと組の靴が歩いていきます。
ジャンプしたり転んで起き上がったり。
そして1日の終わりにはしっかり休みます。
そんな靴の1日を描いた赤ちゃん絵本です。
私たちは歩き始めてから、どれほど靴を履いて歩くでしょう。
ほぼ毎日靴を履いている私たち。
今まで何足の靴を履いてきたのでしょう。
足を包んでくれ、アスファルトや芝生、土や砂利を踏み、汚れながらタフな仕事をしてくれる、靴。
思えば、病気で寝たきりになったり、引きこもりになったり、元気じゃないと靴は必要なくなるわけです。
靴を履いて歩けるということ、もっと感謝して、楽しまなきゃ。
1年かけて成長して、ようやく歩くことができたちびさんが、これからお外でたくさん歩けますように。
くつくつあるけ―くつくつあるけのほん1 (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 林明子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1986/06/20
- メディア: 単行本
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トラは木に登れないって知ってた?「むかしむかしとらとねこは」
こんにちは。
ちびの気性の荒さに唖然としているくるみです。
気に入らないと玩具を投げつけてくる、ひっかく、床に突っ伏す、仰向けでバタバタする。
わかりやすい抵抗をします。
でも、よく食べよく寝る。
離乳食ほとんど食べなかった&寝かしつけ抱っこで1時間半かかっていたにーさんのことを考えると多少のことは気にならないものです。
だいたいのことが長男が上げてくれた育児のハードルのおかげで、あと2人は余力で飛べています。
さて今日は、未だに手がかかるにーさんが選んだ絵本。
トラは木に登れないって知ってた?
動物の習性や特徴の由来を創作して物語化したお話って多いですよね?
干支の成り立ちとか、しっぽのつりとか。
今回は中国のトラのお話。
でもトラってそんなに身近じゃないので、知らなかった。木に登れないなんて。
トラとネコ。
どう考えたってトラのほうが強い。
ネコは飼えてもトラは飼えないもんね。
ところが、昔トラはどんくさかったんだって。
獲物を捕まえることのできないトラは捕まえ方を教わりにネコのもとへ。
ネコは親切に教えてくれるのだけれど…
トラがネコに教わるの?逆じゃなくて?
初めから予想外の展開に驚きのお話。
途中で、あーどうなっちゃうの??
というところもあって、にーさんもひめも惹きつけられてました。
民話ってやっぱり語り継がれただけはありますね。
- 作者: 大島英太郎
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2009/04/30
- メディア: 単行本
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覗いてみようドット絵の世界「どっとこどうぶつえん」
こんにちは。
やっと夜にクーラーが必要なくなり、冷えから解放される束の間の秋到来で食欲旺盛のくるみです。
2学期も始まってやっと落ち着いてきた頃。
小学生のいる皆さん、宿題はどうしてますか?
自分から忘れずにやるでしょうか。
ママ友と話していたらいろいろなパターンがあるようで…
やるやる言いつつなかなか始めない子。
始めたはいいけどダラダラ集中せずに終わらない子。
ひたすら拒否する子。
いやはや、たかが宿題、されど宿題…。
うちのにーさんは、2年生の時なかなかやらなくて毎日が戦争だったのですが、試行錯誤の末、今では自分からやるようになりました。
結局うちが採用したのは、ご褒美ポイント制度。
とにかく「やったの?」と聞かれるのが大嫌いなにーさん。
やり始めると早いタイプなので(もっと丁寧に字を書いて欲しいけど)、やり始めさえすればこっちのもの。
なので、自分で気付けるようにチェックボードを作ったのです。それがはまって、宿題でもめることがなくなりました。
チェックボードには他にもにーさんの忘れがちな「ランドセルを片付ける」や、「脱いだ服をたたむ」などあり、全部クリアできると、方眼紙の1マス色を塗ることができ、1枚の方眼紙を塗ったらディズニーランドに行けるというルール。
ただ適当にマスを塗るだけじゃつまらないと思って絵にすることにしたのですが、ドット絵って描き出すと面白い!
どこまでの粗さで表現できるか、奥が深い世界です。
今日は導入が長くなってしまったのだけれど、そんなドット絵に惹かれて選んだこの1冊。
なんの動物かわかるかな?
粗めのドット絵で描かれた動物たち。
文字なし、ヒントなし。
なんの動物かわかるかな?
(本来はクイズ形式の絵本ではないのかもしれないけど)
うちはクイズ大会になりました。
身体の一部がアップで描かれているものもいれば、背景込みの群れで描かれているものもあり、なかなか難しい問題も。
たったこれだけの四角で表せるのか、という動物もあって、色と形を認識する人間の脳の機能に思いを馳せてみたり。
楽しめる1冊です。
是非、当てっこしてみて下さい。
- 作者: 中村至男
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2014/05/15
- メディア: 単行本
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