渋いチョイスがいい味出してる「たべもの」
こんにちは。
ジップロックで漬けた簡単梅干しが、思った以上に美味しくて、気分が上がったくるみです。
皆さんは1番好きな食べ物は何ですか?
大人になったらそんなには聞かれないこの質問ですが、子供相手だとよく聞かれます。
1番か…1番ってのは難しい!
寿司、ステーキ、焼肉…ごちそう系もいいし、ぶどう、マンゴー、桃、梨…果物もいいな。
私はスイーツがあまり好きではないのですが、ケーキやチョコも好きな人には候補になるのかな。
料理だとブリの照り焼きとか酢豚とか好きだけど、1番かって言われるとそうでもないし。
甘い梅干し大好きだけど、梅干しって答えるのは何だかちょっと地味すぎて恥ずかしいなぁ。
なんて、全然決められなくて、子供相手にマジで悩む。
こうやって考えると、私たちは実に様々な食べ物に囲まれて生きていることに気付きます。ほんとにありがたい。
今日はそんな食べ物のお話。
日本に生まれて良かった!
題名がもうストレートに「たべもの」
たくさんの食べ物が登場します。
もこもこ さといも
で始まるあたり、かなりの渋いチョイスですが、それでこそ日本の食卓といった感じ。
食べ物を修飾している言葉もいい。
しこしこ
はりはり
日本語の美しさを味わえます。
子供たちは食べ物が登場する度に「すき!」[きらい!」と言いながら、楽しんでいました。
ご飯を食べ終えた最後の絵が好きです。
食べること、大好き!ありがとう、たべものたち!
ごちそうさまでした。
我慢することだけが解決策じゃない「おすわりくまちゃん」
こんにちは。
調子に乗ってビール飲んでたら体重が増えていたくるみです(泣)。
さて、昨日のことです。
朝早くから泣きわめくひめの声。
怒り狂うにーさんの声。
またやってます、兄弟ゲンカ。
うちはにーさんとひめが4歳離れているのですが、1年くらい前からよくケンカしてます。
その前は比較的仲良しだったのです。
兄が可愛がり妹が慕う、という美しい絵。
それが1年ほど前からガラガラと崩れてきました。
赤ちゃんのようだったひめが一人前の口をきくようになったから?
3番目が産まれたことにより、均衡が崩れた?
お互い慣れてきたから?
1番身近に経験できる社会(兄弟関係)でケンカするのも勉強のうち。
意外と思ったよりも当人たちはケロッとしている。
ケンカのきっかけが本当にしょーもない。
ので、口出ししたくはないのですが…
まあうるさくて。
ついつい何か改善策を求めてしまう今日この頃です。
そんなこんなで今日は、争わなくてもいい方法を考えようっていうお話。
工夫次第でみんなが幸せになれる
1人1つのイスに座っていた4匹のくまさんのところに茶色い大きいくまさんが現れました。イスに座りたそうなのだけれど…
1つイスが足りない時、さあどうする?
この絵本、なんといっても絵が可愛い。
「ふわふわ」、「パステル」、「よちよち」のクマたち。可愛くないわけないでしょ。
そこへ現れた大きなクマの表情も可愛い。すっとぼけた表情してる。
ところが、にーさんは「っていうかちゃんと座ってないじゃん」とか「最後余裕過ぎるじゃん」とか終始文句つけながら聞いていました。
何かが気に入らなかったらしい。
アンチ「可愛い」??
それはさておき、この本を読んで私が思ったこと。
それは「誰かが我慢しなくてもみんなが幸せになる方法があるかもしれない」ということ。
兄弟ケンカだとついつい上に我慢を求めてしまいませんか?
年が離れていたらなおさら。
我慢は歪みを生むので、長期的な解決にはならないものです。
自分の欲求も相手の欲求も大事にさせたい。
我慢させずに双方の欲求が満たされる方法を考えてみよう。
そして、ゆくゆくは自分で考えられる癖がつくといい。
そんなことを考えた絵本でした。
- 作者: シャーリー・パレントー,デイヴィッド・ウォーカー,福本友美子
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2015/10/22
- メディア: ボードブック
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人生山あり谷あり「よかったね、ネッドくん」
こんにちは。
今日もちびの爪を切り忘れたくるみです。
今日の運動会のかけっこの練習で1位になれたと喜んで学校から帰ってきたにーさん。
私もほっとしました。
今年は速くなった気がすると楽しみにしていた体育だったのです。
にーさんは計画通りに行かないことがあると「もうやだ、全部やだ」とまるでこの世の終わりかのような発言をします。
自己肯定が低いのです。
人生楽しいことばかりじゃないし、嫌なことばかりでもない。
程度の差こそあれ、みんなそうなんだ。
ということが体感できる絵本がこれ。
よかったね、というより凄すぎるぞ、ネッドくん
ネッドくんはパーティーの招待状をもらい、喜んだのだけれど…
ページをめくる度に幸運、不運、幸運、不運と山あり谷ありのネッドくんの旅は続いていきます。
ネッドくんの運命やいかに。
1ページの文は短いので、山に谷にトントンと進んでいくこのリズム感、子供の心をわしづかみです。
お話はというと、人生万事塞翁が馬のように現実的な話でなく、かなりぶっ飛んだお話です。
それゆえ、にーさんは、幸運不運なんかより、ネッドくんの超人的能力に爆笑していました。
幸運は自分で切り開くものなんだね、ネッドくん。
人生について学べるかどうかはともかく、楽しい絵本でした。
- 作者: レミーチャーリップ,Remy Charlip,八木田宜子
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1997/11/01
- メディア: 単行本
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その名の通り「カラフル」
こんにちは。
夏休みが終わり、上2人がいない時間、おちびさんを持て余すくるみです。
例え遊んでもらっていなくても、上の子がただ騒がしく動き回っているだけで、子守りになっているものですね。
ママだけだとつまらないらしく、すぐグズグズ(たぶん「お腹すいた〜」)となって困ってしまいます。
そんなおちびさんですが、最近、絵本への認識が歯がためから絵本に変わりました。
とにかく口に入れ、カミカミしていたのが、自分でめくって指差ししたり。
成長してる!!
早くしゃべらないかなぁ。
今日はそんなおちびさんのために、にーさんが選んでくれた1冊。
カラフル!
題名の通り、様々な形になった色がたくさん登場します。
カラフル!
それぞれに顔がついていて、集まったり伸びたり何とも可愛い。
そして最後は…
赤ちゃん向けの絵本なのに、にーさんもひめも楽しそうに見ていました。
目を引くカラフルさ。
顔がキュート。
次のページへの動きがある。
ついつい見てしまう気持ち、わかります。
Eテレの「いないいないばあ」でも、ねんどが次々と形を変えていくアニメがあるけど、それに近い。
あれ、なんか見てしまうんです。
次はどうなるんだろ、と。
ちびさんもお気に入りの1冊。
- 作者: 新井洋行
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: 単行本
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作り手の喜びとは?「たろうのばけつ」
こんにちは。
急に涼しくなって体調を崩し気味のくるみです。
子育て中の方、子供が幼稚園や学校で作ってくる作品、どうしてますか?
うちは、重ねてしまっておける絵はとっていますが、かさばる工作の数々は少し飾って気が済んだら写真をとって捨ててしまっています。
私は基本的に物を捨てられない方なので、惜しみつつも仕方なくという感じです。
分別するために壊しながら捨てる時の罪悪感(?)ったらないです。
友達と話していると、全然気にせず捨てる人、全部とっておく人、それぞれいます。
作った作品、子供たちはどうしたら嬉しいのでしょう?
今日はそんなことに思いを馳せる絵本です。
作り手の喜びとは何か
たろうくんはバケツを作りました。
お母さんも動物たちも上手だとほめてくれました。そして、動物はそれぞれにバケツを使いたがります。
みんなが使ったバケツ。その行く末は…
にーさんは、みんなの使い方ではバケツが壊れるんじゃないかとハラハラしていました。
ひめは、最後がとても嬉しかったようで、自分のことのように幸せそうにニコニコしていました。
そう、作り手として何が嬉しいって、使ってもらえることかもしれません。
みんなが使いたがること、それこそが物作りの喜びなのです。
自分が作った物がみんなの役に立ち、喜んで使われること。
それってメーカーの企業なんかでも掲げてる物作りの基本理念では?
大人になっても変わらない人間の本能的な欲ではないかと思います。
そういえば、ひめは家でも折り紙でリボンを作っては「今度髪につけてみて」とか、紙に絵と線を描いて「メモ帳に使って」とプレゼントしてくれます。
それを「わあ上手!ありがとう」と言うことはあっても実際使ってない。
(適当にあまり見ずに言うことすらある…)
この絵本を読んで、これからは使おうと決意しました。
(全部は無理だけどね)
- 作者: 村山桂子,堀内誠一
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1960/06
- メディア: 単行本
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元気に通ってね「ようちえん」
こんにちは。
とうとう夏休み最終日。夏の終わりはなんとなく寂しいくるみです。
子供たちは明日から学校に幼稚園。
「学校いやだな〜」と言うにーさんと、「楽しみ〜」とはしゃぐひめ。
2人ともそれぞれの社会で頑張って。
それにしても、幼稚園って色々教えてくれますね。
私自身、幼稚園に行かなかったので、幼稚園でこんなにたくさんのことを教わるのかとびっくりしています。
まだまだ話をわからない年齢の子供たちを、うまく注目させ、安全を見守り、新しいことにチャレンジさせる先生たちにはほんと頭が下がります。
そんな先生のおかげもあって、ひめは幼稚園が大好き。
今日はそんな幼稚園についての絵本です。
原色と黒い線の力
ミッフィーでお馴染みのディック・ブルーナさんの作品。
ひめも大好きなうさこちゃんシリーズ。
「こどもだけで幼稚園に行くの??」と細かい違いは気になるものの、お絵かきなんかは世界共通の遊び。
幼稚園に行った気分で楽しめます。
中でも、ひめの目に止まったのはくみがみ遊び。
すごーいと目を輝かせていましました。
ディック・ブルーナさんの親しみやすい愛らしい絵。原色と黒い線の潔さ、見飽きたり色褪せることないのがとっても不思議。
素敵な作品です。
- 作者: ディック・ブルーナ,いしいももこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1968/11/15
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子供の話をちゃんと聞こう「パンケーキをたべるサイなんていない?」
こんにちは。
今日で9歳になったにーさんと遊び疲れたくるみです。
と言っても家でゲームですが…
テレビゲームだけでなく、カードゲーム、ボードゲーム、しりとり、クイズなどあらゆるゲームが好きなにーさん。
5歳のリカちゃん大好きおえかき大好きな典型的女子のひめでは相手になれるはずもなく、いつもゲーム相手に飢えてます。
お誕生日に近場のどこか遊びに出かけようかとも思ったのですが、この暑い中ベビーカーでコロコロ引き連れていくのも辛く、家で存分に遊んであげるという案を思いつきました。
子供にとって親にかまってもらえるということがどれほど嬉しいことか。
そんなこと思いついたのはこの絵本を読んだ影響もあったかもしれません。
見て見て! 聞いて聞いて!
子供の頃。
逆上がりができて、「見て見て!」
学校から帰ってきて、「聞いて聞いて!」
そんな風に母親の共感を求めていませんでしたか?
私にはそんな記憶があります。
この絵本の主人公のデイジーもパパやママにお話しをします。
けれども二人とも全然聞いてくれない。
忙しいと言ってばかり…
母親の立場から言わせてもらうと。
だってほんとに忙しい!
子供いるってことはたくさんやることがあるし、もしも働いてるママならなおさら。
「見て!鉛筆が立ったよ!」
「聞いて!○○くんが先生に○○して、そしたら……」
どーでもいいような、オチのない話。
愛する子供の話だから聞いてあげたいのだけど、精神力も体力もそんなにないんだよ…
でも。
きちんと聞いてあげないと話してくれなくなるかもしれない。
話して欲しい大事なときに。
それに。
大人が子供に注意することなんかも、子供にとっては同じくらいつまらない話なわけで。
それを聞きなさいって言いながら自分達は聞かないなんて何かずるい。
大人の教訓にもなる1冊です。
- 作者: アンナケンプ,サラオギルヴィー,Anna Kemp,Sara Ogilvie,角野栄子
- 出版社/メーカー: BL出版
- 発売日: 2011/12/01
- メディア: 大型本
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