3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

ボタン、どうしてますか?「ぼたんちゃん」

こんにちは。

機嫌良く歌っているとちびに「ちがーう」と必ず阻止されてしまうくるみです。

 

今年のゴールデンウィークは、家中を見直してだいぶ断捨離できました。

衣服、思い出の品、本などはかなり大幅に処分し、今後溜めないような意識改革もできたのですが、まだなかなか捨てられないジャンルがあります。

それは手芸材料です。

 

可愛いと思うと、目的がなくてもつい買ってしまい、糸や布、ボタンやビーズなど、必要以上に溢れている状態ですが、いつかこれを使って何かを作ろう(この1文からもかなり漠然なことがわかりますね…断捨離の理論的には真っ先に処分すべきものなのかも)と思い、なかなか捨てられません。

 

思えば私の母も外れたボタンを集めて缶に入れていました。

その缶の色まで思い出した、どこか懐かしい、今日はボタンの絵本です。

 

洋服のボタン、どうしてますか?

みいちゃんのブラウスから取れてしまった赤いボタン。引出しにしまわれ、服から取れてしまった他のはみ出しっこのボタンたちの仲間入りします。それぞれのボタンの紹介によりすっかり仲良しになったボタンたちですが、また引出しが開き…

 

引出しの感じといい、誰もがなんとなく懐かしさを感じる絵本ではないでしょうか。

全体的に可愛く、ほのぼのとしていて、赤いボタンを向かい入れてあげようとするボタンたちの優しさに溢れています。

それぞれに個性のあるボタンはまるで人の集まりのようです。

 

少しだけドキドキする展開も優しい気持ちのまま読み終われます。

 

ちびはボタンが大好きなので、「ぼたーん」 と嬉しそうに聞いていました。

 

ミニマリストが流行る昨今ですが、予備のボタンや着なくなった洋服のボタンなど、ボタンをとっておく人はどれほどいるでしょう。

私は、狭い家で5人暮らしということもあり、ミニマリストに憧れ、合理的な考え方に惹き寄せられる一方で、母や祖母世代の何でもとっておいて、あまり物を買わずにあるもので工夫して物を循環させる生活にも憧れています。

両方のいいとこ取りした自分らしいスタイルができればいいなと試行錯誤中です。

 

そんなことを思ったボタンのお話ですが、とても穏やかな気持ちで読め、絵も可愛いのでみなさんも是非。

ぼたんちゃん

ぼたんちゃん