3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

ケンカするほど仲がいい?「かぼちゃスープ」

こんにちは。

マイルドライナーというマーカーペンを買ったら、色がかわい過ぎて、手帳熱がふつふつと沸いてきたくるみです。

手帳好きには言わずと知れた文房具らしいです。

 

ひめは相変わらずごっこ遊びが好きです。

最近は病院ごっこがブームです。

(本人いわく「クリニックやさん」)

 

お医者さんごっこではなくて、病院の受付ごっこです。

「今日はどうしましたか?」

「まずはこの紙を書いて下さい。書き終わったら持ってきて下さいね」(たぶん問診票)

「はい。7番のカードです。7番って呼ばれたら来て下さい。」(折り紙で作った番号札を渡す)

「このクリニックのカードですので、どうぞ。」(診察券らしきものを渡す)

先日にーさんが捻挫で受診した時の真似だと思いますが、問診票のくだりなど、わりと忠実で驚きます。しっかり見て覚えているんですね。

 

けれど、このクリニックの患者さんはモンスターペイシェント

持ってきてと言われても「いやだ」と言ったり、もらった番号札をその場で破り捨てたり。

2歳のちびにはまだ患者役は務まらないようです。

お姉ちゃんのキャスティングに不満ぶーぶーの2歳です。

 

世の中にはいろいろな役割がありますが、いくら適材適所と言えど、いつも同じじゃ飽きてきちゃう、たまには違うこともしてみたい!

今日はそんなちびのようなあひるさんの不満から始まる可愛い物語です。

 

ケンカするほど仲がいい

世界一おいしいかぼちゃスープを作るねことりすとあひるの仲良し3人組。それぞれの持ち場でうまくやっていたのに、ある朝あひるが違う持ち場をやりたいと言い出し、家出までする大ゲンカに発展。かぼちゃスープは、どうなってしまうのでしょうか?

 

美味しそうなかぼちゃスープを作る可愛い3匹。

急にワガママを言い出すあひるはまるで背伸びをしたがる末っ子のようです。

 

そんな子供に親しみやすいストーリーもさておき、絵の3D感と、絵と文字の配置の可愛さが目をひきます。

ちょっと暗めのトーンとかぼちゃつながりでハロウィンのこの時期にもぴったりかもしれません。

 

美味しいかぼちゃスープは3人が自分の持ち場を守ってこそなのですが、なんか私の仕事、つまんなくない?っていう気持ちもわかる。

持ち場変わったらスープ美味しくなくなっちゃうじゃん!!っていう気持ちもわかる。

ああ、まるで我が子たちを見ているよう…

でも、たまにはスープの出来は目を瞑って、代わってあげたら良かったのかも。

仲良くしようよぉ!と思う私。

 

ところが、ひめは最後のハチャメチャページが面白かったみたいで、ケラケラ笑っていました。

「仲良くやりなよ」と思うのは親だからなのかも?

ケンカするほど仲がいい。ケンカなんてそんな風に笑い飛ばしていたらいいのかもしれません。

 

兄弟ゲンカも可愛く見えてきちゃうかもしれない1冊です。

かぼちゃスープ

かぼちゃスープ

 

 

かぼちゃスープ