3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

秘密を共有する楽しさ「マーサのいぬまに」

こんにちは。

桜を見るといきものがかりのSAKURAを歌いたくなるくるみです。

みなさんは桜といえば、どの曲が浮かびますか?

 

先日、家族で映画を観に行きました。

好きな作家の辻村深月さんが脚本ということで、夫にプリキュアをお願いし、私はにーさんとドラえもんの映画を観ました。

 

人間の持つ想像力について、ドラえもんの言葉が印象深く心に残りました。

 

予告では、「ペッツ2」をやっていました。

「ペッツ」を見たことはないのですが、飼い主も知らないペットたちの意外な素顔を描いたお話、ということで、この絵本を思い出し、読んでみました。

 

秘密を共有する楽しさ

君は、君が学校に行ったあと、ぼくが一日ねむっていると思ってるだろ。そう話しかけるのは、ねこのライオネス。ご主人の留守中にどんなふうに過ごしているかをねこ自身がこっそりと教えてくれる絵本です。

 

見て下さい、表紙の賢そうなねこ。

飼い主がいない間何をしているのでしょう。

新聞を読んだり、筋トレしたり、絵を描いたり、ピアノを弾いたり。

人間の私が感心するような、多趣味多才なねこくん。

 

ミステリアスで、本当に何かを考えているのではないかと思いたくなるようなねこの印象にぴったりです。

 

クールに自分時間を楽しむ様子が面白く、語りかけてくれる口調も秘密を共有しているようで楽しいです。

どうして打ち明けてくれたんでしょう?

自慢したくなったのかな。

 

「ピアノも弾けるんだ、すごいね!」と言うひめの横で「ねこがこんなことできるわけないし」と冷めたにーさん、「ねこいた!」と毎ページネコ探しするちび。

三者三様の反応です。

 

額に入って飾っていそうな、アートのような色遣いの絵がおしゃれです。

 

ねこ好きの方はぜひ。もちろんいぬ派の方にも。

マーサのいぬまに

マーサのいぬまに