3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

十五夜におすすめの絵本「おつきさまこんばんは」

こんにちは。

原因不明の突発性鼻炎に悩まされているくるみです。

何かのアレルギーでしょうか…。

 

今月、にーさんには理科の宿題が出ています。

月の観察です。

半月の頃と満月の頃でそれぞれ時間によって月がどう動くかを観察します。

満月は明後日の火曜日なのですが、雨予報なので、今夜月を見ました。

もうほとんど満月のまんまるい月。

 

周りの雲を照らして光り、幻想的でした。

ああ、こんな風にゆっくり月を見ることってあんまりないな、と思いながら、お月見を楽しみました。

 

大昔の人はどんな風に月を見たのだろう。

月や星を見るといつもそう思います。

 

今は子供の頃から月がどういうものかを知っています。

地球の周りを回る衛星で、自ら光っていないため影になる部分は光らず、日ごとに光の形を変えていく。

 

でも、そんな知識を与えられずに毎日眺めていた昔は、きっともっと不思議で神秘的なものとして月を捉えていたのだと思います。

三日月と満月を同じものとして認識してたのでしょうか。

ビルも電気もなく、視界の開けた空で、おそらく今よりずっと存在感のあった月。

 

月の満ち欠けを知っていても、今日の月についてはほとんど意識していない現代よりも、月について体で知っていたのではないでしょうか。

 

時間的にも空間的にも想像を広げてくれる月という存在。

今日は、そんなお月さまの絵本です。

 

おつきさま、かくれないで!

静かな夜の空。ネコが寝そべる屋根の上が明るくなって、しだいに金色に輝くまん丸お月さまがでてきました。雲に隠されたり、また現れたり。にっこりするおつきさまに思わずこちらもにっこりしてしまう絵本です。

 

この絵本、ちびのブックファーストで市から頂いたのですが、ちびは怖がって読むことができずにいました。

 

そろそろ読めるかなと思って読んでみたら、今回は楽しんでくれました。

 

もしかしたら、夜の静かな感じが怖かったのかもしれません。

猫も人もシルエットとして登場し、暗い夜を演出しています。

場所を変えずに観察する時のように、家がずっと同じ場所にあることで、ページをめくるごとに、おつきさまが上がっていく様子を見ることができます。

 

お月さまの表情が、困っていても笑っていても、やんわりとしていて包み込まれるようです。

 

ちびは雲に隠れる時に「だめ!だめ!」とページを進むのを嫌がり、また出てきたらほっとしていました。

 

明日は十五夜

雲に隠れず、お月見できるといいですね。

おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)

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