3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

ボケとツッコミ体験の第1歩「どうすればいいのかな?」

お久しぶりです、こんにちは。

風邪をひき、熱はないのに頭がぼーっとしていました。夫に鼻水が2リットルくらい出てると訴えたらそんな出ないからとバッサリ切られたくるみです。

 

眠い時、具合が悪い時、イライラする時、落ち込んでいる時など心身が健康でない時に、インプット(創作された物を受け取ること、読書や映画鑑賞など)は出来ても、アウトプット(自分で創作すること、ブログを書くことなど)が全然できません。

 

これはよくある現象なのでしょうか?

逆の人もいたりするのかな?

それともインプットよりアウトプットの方が脳を使うのかな?

私はもともと、インプットに偏りがちでアウトプットが苦手なのですが、やはり苦手なことにはパワーが必要みたいです。

 

ここ数日、ブログを書こうとしてもダラダラと育児の愚痴のようになってしまい、この内容はさすがに世には出せない…となかなか更新できないでいました。

 

ブログを始めた理由の1つ、アウトプットを習慣付けること、を調子に左右されずできるようになりたいです。

 

さて。

愚痴の要因となった、風邪と共に私にダメージを与えていたこと、それは、ここのところ急上昇しているちびさんのイヤイヤ。

 

お風呂では洗われることを拒否して号泣。

誰かがいつもと違う席に座れば大抗議。

大好きな服(半袖)を着たいと下着姿でバタバタ。

 

イヤイヤ期を絶賛成長中です。

 

そんなちびさんに。

ことごとく、まともに衣服を身に着けられないくまくんの話なんてどうでしょう。

 

くまくんにツッコもう!

パンツを頭からかぶり、靴は耳に??ふわふわしていてのんびり、温かそうなくまくん。さあ、上手にお着替えできるかな?お着替えに興味がでてきた赤ちゃんにおすすめの絵本です。

 

物事を覚えつつある幼児との遊びの一環で、わざと間違ったことをしたり言ったりして、子供に「ちがうよ!」と言わせたりしませんか?

たとえば、アンパンマンをわざと「しょくパンマン」と言って必死で否定する幼児の反応をみる、とか。

 

最初は真面目に否定していたのが、だんだんと親がわざと言ってることがわかってきて、笑顔で「ちがうでしょ〜」と言ったりする子供の成長も見れちゃいます。

 

これはいわゆるボケとツッコミというやつですね。

親がボケて子供がツッコむ。

 

にーさんの時は本気で怒り出すのでできなかったのですが、ひめにはずいぶんとやりました。一生懸命訂正するのが可愛くて。

 

この絵本は、そのやり取りのように子供がツッコミ役になれちゃう絵本です。

 

「そうじゃないよ!」と本気でツッコんでいたひめも、最後には「まったくくまちゃんは何にもわかってないんだなぁ」とあきれていました。

ちびも「ちがうよねぇ」とちゃんとツッコんでいました。(ツッコミというよりはひめに向かって話していただけのようでしたが)

にーさんは苦笑い。わかりやすいボケにはツッコまないスタイルです(笑)

 

これを読んで、ふと、イヤイヤもボケとツッコミでやり過ごせるのではないかと思った私。

 

牛乳飲むって言ってたのに口つけないんかーい!

時間ない時に限って長靴出してくるんかーい!

「まだあそぶ」って、眠くてフラフラやないかーい!

ってな感じで。

うん、ちょっと楽しくなってきました。

日々ボケ多すぎ感はありますが。

 

ユーモアは世界を救う。

 

どんな時も楽しめたらこっちのものですね。

どうすればいいのかな? (幼児絵本シリーズ)

どうすればいいのかな? (幼児絵本シリーズ)

 

 

おしゃれな絵と素敵な文章にも注目!「とてもかわったひげのねこ」

こんにちは。

今日は美容院に行き、久々のひとり時間を楽しませてもらったくるみです。

 

カフェで読書もして、日々溜まったあれやこれやを洗い流して元気満タンになりました。

大事ですね、リフレッシュ。

 

私は読書が好きなのですが、世の中には日本語だけでも数え切れない本があり、書く人によってその人その人それぞれの言葉がある事実に急に思い至り、圧倒されました。

当たり前なのだけれど、それぞれの人生が違うように、言葉の使い方や並べ方も違う。

いろいろな文章があるのだなぁと。

ブログを読ませて頂いても感じることですが。

 

そんなことを強く思ったのは、先日、読んだ絵本も影響しているかもしれません。

 

今日の絵本は、言葉が印象的だった絵本です。

 

おしゃれな絵と素敵な言葉たち

女の子が釣りをしていたら、びっくり、猫が釣れました。その猫のひげは、とても変わっていて、長くて、何にでも変身できちゃうのです。女の子と仲良しになった猫ですが、ある日、捕らえられ、サーカスに入れられてしまい…。猫はいったいどうするのでしょう。

 

媚びない感じの猫の絵、裏表紙の大量の猫、なんだかおしゃれです。色数が少なく、一筆書きのような線の絵が特徴的です。

 

ストーリーも女の子へと向かうひたむきな猫の姿が健気で可愛く、いろいろなものに変身できるひげが面白いので、子供たちも楽しんでいました。

 

「ひげ、ながーい!」「ブランコしてる!!」とひめ。

「飛べるなら、最初から飛べばいいじゃん」とぼそっとにーさん。

 

私は読んでいて、その文にとても惹かれました。

 

原作は海外。翻訳された作品なのですが、日本語がけっこう独特なんです。

あらべんり

 

よるはよるです

 

とぶのだった

 

ふんわりこん

 

ですますと普通の文が混じっていて、突然の体言止めやフランクに語りかけてくる感じもユニークで、柔らかくとてもリズムカルな文章。なんだか自由で、猫のようです。

 

私はこの文の感じが好きでした。

 

原作ではどんな感じなのでしょう。

原作を生かしたらこうなったのか、それとも訳者の方のオリジナルなのか…

恐らく原作を読んでも私にはわからないだろうけれど。

 

ところで、この猫、オス猫だと思っていたのですが、メスだったのかな。最後にリボンが付いています。

猫と女の子の友情が可愛らしい絵本です。

おしゃれなので大人も是非。

とてもかわったひげのねこ (福武の初級絵本<A>)

とてもかわったひげのねこ (福武の初級絵本)

 

 

怖いという気持ちはどこからくるのだろう?「ばけバケツ」

こんにちは。

最近遊んでいるちびに「ご飯食べよう」などと声をかけると、「わかぁったよぉ〜」といかにも嫌そうに仕方ないなぁという風に言うので、いっちょ前にお兄ちゃんお姉ちゃんの真似して!と思っていたのですが、今日、「ママ、折り紙折って」とくるちびに、「今、洗濯してるから待って」「だめ、今折って」「いや、これやってから」「これだけやって」「わかぁったよぉ〜」……あ、私の真似か…と。

自分の口癖を目の前に突き付けられる育児体験中のくるみです。

 

ハロウィンの季節。

コウモリ、魔女、ドラキュラ、ミイラ男…

洋風おばけの似合う季節でもあります。

 

ちびはジャック・オ・ランタン(かぼちゃをくり抜いたやつ)があまり好きではないようで、物によっては「こわい」と言います。

怖がらない物もありその差はなんだろう…

穴の空き具合で表情の違いがあるんでしょうか?

 

黒猫も怖がります。

怖がらない黒猫もいます。

 

人が怖いと感じるのは何なんでしょう?

 

ちなみに私はとにかく怖がりの子供でした。

今でも、ホラー映画も怪談も極力避けています。夜眠れなくなりそうなので。

推理小説は好きですが、読むとしばらく家の中でもビクビクします。

 

ひめは、私に似たのか、夜になるとトイレも1人では行けなくなります。うちは狭いので廊下もなく、リビング出たらすぐトイレなのに。

 

そんなひめのために(自分のためでもあるけど)、あまり怖い絵本は読まないようにしています。

その時怖くなくても、たった1場面の1つの絵でも、急に夜中に思い出して怖くなることってありませんか?(私は幾度となくあります)

一時期、ぱっつんおかっぱのひめが夜中に起きてきてぼーっと立っていた姿が怖くてたまりませんでした(苦笑)

 

今日はそんな怖がりの私とひめが、こわかわいいと思えるくらいの絵本です。

 

何も起こらないのにどこか怖い

満月の夜。バケツがちゃぷちゃぷんとやってきて水たまりを作ります。そこにつぎつぎと現れる動物や不思議な物たち。リズム良い文章と少し怖いような、可愛いような、夜の世界の絵が印象に残る絵本です。

 

この絵本、まずフォントが怖いです。

日本のおばけのおどろおどろしい感じのフォントなんです。

文章は「ちゃぷちゃぷん」などの擬音も多く、リズミカルなのですが、それもこわーく読めば読めたし、その方が面白いんだろうな、と思いつつ。今回はひめ仕様で、淡々と明るく読みました。

 

特に怖がらせようという何かが起きるわけではないので、明るく読むと、次の来訪者の予告や、花の美しさなどが際立ち、とても楽しい絵本のように感じます。誰かの想像の世界の話のようです。

 

当のひめは楽しい部分を感じとり、面白かったようで、喜んでいました。

 

得体が知れないものはなんでも怖く感じますが、最後のページの姿で、何となく落ち着けるのも、ひめが怖がらずに済んだ理由でしょう。

 

ちびはオオカミの目と、おたまじゃくしのところで、「こわい!めくって!」と言いました。

そうなんです、全体的になんか怖いんです、絵が。

 

そして、私とにーさんは傘を差す手や誰も履いていない長靴の所で目が合いました。

にーさんはわりと怖いのが平気なので、ニヤニヤ楽しそうでしたが、私は少し余韻にやられています。

 

正直私は怖かったです。

特に何がっていうわけではないですが、醸し出す雰囲気が。

けれど、恐怖とワクワクは隣り合わせというか、何かが起きるという期待というか、そんなものも感じ、妙に印象に残る絵本だと思います。

怖いもの見たさというのか。

 

秋の夜長にぜひ。

ばけバケツ (にじいろえほん)

ばけバケツ (にじいろえほん)

 

 

ハロウィンにおすすめの絵本「アンジェリーナのハロウィーン」

こんにちは。

「わたしはみーかーん♪」という謎の節の付いた歌のようなものを口ずさみながら全然寝ないちびの横で、残っている家事も宿題の丸付けも全部忘れてこのまま寝ちゃおうかなと思い始めたくるみです。

 

今年もハロウィンの季節がやって来ました。

皆さんは仮装パーティなど楽しみな予定がありますか。

 

すっかり定着してますよね。

どこ行ってもオレンジ色。

 

世のママさん達は本当に偉いと思います。

子供を喜ばせようといろいろ計画していますよね。


私にとってのハロウィンは、まだ夏休み終わったばかりくらいの気持ちだし、運動会もあったし、年末にクリスマスも控えている。正直、イベント多すぎやしないか?的な感じです。

もうさ、3人揃えばいつだってうるさいし、イベントのような毎日。これ以上仕事を増やさないでくれ〜、と。

でもまあ、ここまで流行ると何かやってあげたいなとも思うわけです。

 

そんな面倒臭がりの私に、去年ありがたいお誘いがあり、近所のママさんとハロウィンイベントすることができました。

しかも計画はほとんどおまかせ(上手なおママさんがいるのでおんぶに抱っこです)。

そして、今年も同じメンバーで集まることになり、本当にありがたいです。

 

これで、ハロウィンを楽しみに絵本も読めます。

今日はハロウィンの絵本を1冊。

 

近くでじっくり読みましょう

きょうは、楽しいハロウィーンほたるの衣装で行列に参加したアンジェリーナとシーツをかぶってゆうれいを模した妹のポリー。ハロウィーンの行列に加わり、楽しい夜を過ごしていたら…細かい絵とドキドキのストーリーが魅力の絵本です。

 

ねずみのアンジェリーナが主人公の絵本です。

 

ゆっくりと読んだつもりではいたのですが、最後まで読んで、ひめがひとこと。

「え…どういうこと?」と。

 

私「アンジェリーナの妹がね」

ひめ「どれがアンジェリーナ?」

私「これだよ」

ひめ「妹は誰だっけ?」

私「ポリー?」

ひめ「ん?これが誰だっけ?」

私「アンジェリーナ」

ひめ「アン……ん?…」

私「アンジェリーナ」

ひめ「……」

 

まず、カタカナの名前がひめには難しいのです。

それから、ねずみの区別。

衣装で見分ければいいのですが、よくよく聞いてみると、最初からついてきてなかったようで、主人公もわからないまま。全く物語に入ってきていませんでした(汗)

 

結局、最初からに2人でゆっくり指差し確認しながら読み直しました。

壁紙や、チェストの木目、壁に吊るしたカレンダーの絵まで細かく描かれた絵で、隅々まで楽しめる絵本なのですが、それ故、3人以上での読み聞かせには向いていませんでした。離れて読むのには適していなかったようです。

反省です。

 

ちなみにそんな距離でも小4には理解できたみたいでした。

 

この絵本、途中のストーリーで、え!っと驚く部分があるのですが、それを楽しむためにもまずは物語についてきていないと。残念。

 

読み方次第ではせっかくの絵本の魅力が台無し。もっと読み手に寄り添わなければいけないなぁと思った1冊でした。

 

ゆっくりじっくり読むと細かく描かれた絵がきっと好きになります。

アンジェリーナのハロウィーン (講談社の翻訳絵本)

アンジェリーナのハロウィーン (講談社の翻訳絵本)

 

 

国語の授業を見て考えたことと100%自由に読める絵本「キャベツくん」

こんにちは。 

子供の頃好きじゃなかったおでんを美味しいと感じるようになったくるみです。

 

今日、にーさんの学校で学校公開がありました。いわゆる授業参観です。(もう授業参観って言わないんですかね?)

 

国語の授業を見ました。

本の紹介から始まり、子供も飽きずに楽しめるような工夫がされていて、先生って凄いなぁと感じる授業だったのですが、1つ、違和感を感じることがありました。

 

それは、子供の発言を、全てではなく選抜して黒板に書いていることです。

 

例えば、「この場面から読み取れる主人公の気持ちを言ってみましょう」という課題に対し、子供たちに答えさせます。

まとまりがないものや、それは考え過ぎじゃないかというものまで、子供は自由に発言していきます。

その時、ちょっとそれはこの文章から読み取れはしないかな、というものは板書してはくれません。言葉がまとめ切れずぼんやりしたものも、似た発言にあっさりまとめられます。

 

私個人的としては、想像は自由だし、答えるのは気持ちという曖昧なものなので、どんな意見も100%ないとは言い切れないのでは、と思ってしまいます。そして、うまく言葉にできていないものも、子供が言ったそのままの言葉を大事にして欲しいとも思います。

なので、切り捨てることがモヤモヤと心に引っかかるのです。

 

皆さんは気になりませんか?私だけかな…

 

私が素人ながらに考えた先生側の事情は、先生には時間の制約があり、黒板にもスペースの制約ある。そして、最後の説明をする時に黒板がまとまっていないと生徒の解釈もぼんやりしてしまうということです。

 

何でもありにしてしまうと、一体何を教えるのだろう、という気もしてきます。

 

自由に感じ、発言することも大事ですが、感じたことをわかりやすく伝えることや、求められていることを読み取ることもとても大事です。

 

にーさんは国語が嫌いだと言います。

理由は答えが曖昧だから、だそうです。読書はあんなに好きなのになぁ。

 

そんなことをぐるぐると考えていて、今日1つのことに辿り着きました。

 

違和感を感じるのは「切り捨てられること」ではないのだ、と。

恐らく違和感は「自由に答えてもいいんだよ、という雰囲気」に対して生じるのです。

算数にはないその雰囲気。算数で間違った答えを切り捨てられても違和感は感じないもの。

 

その何でもウェルカムな雰囲気を裏切っての、まさかの切り捨て行為に不信感を抱いてしまうのです。

それは国語が嫌いと感じているにーさんも同じように感じていることなのではないでしょうか。

 

国語の勉強は詩などが含まれるので、ついつい自由な解釈が許されるのかと思ってしまうのです。(もしかしたら先生は自由とは言ってないのかもしれないのだけれど)

 

けれど、私が思うに、学校で教わる国語は、自分の考えを伝えること、人の言いたいことをしっかり読み取ること、多くの人の心を動かせる文章を作成する手法を学ぶことなので、実際はきちんと答えがあるものなのではないでしょうか。

 

その基礎を築いた上で、もしくは築く前でも、自由な感性で文を楽しみたい場合は各自でやればいいのです。

もしくは授業中にやるとしたら、この課題はもう何でも解釈は自由だよ、と明確にする。

 

上記の授業の例で言えば、「主人公の気持ちを文章から明確に読み取れる範囲で理由も含めて発言して下さい」とすれば、切り捨てられても仕方ないと思えるのではないでしょうか。

 

読書感想文などもそう。

「自由に書いていい」などと言わず、「自分の感想と意見は必ず入れ、本の良さを伝え、感想文を読んだ人がその本を読みたくなるように書かないといけません」と最初から言ってくれればいいし、そんな手法があるなら教わりたいと思うのです。

 

長文になってしまいましたが、言いたいことを伝えられている自信がありません…

文章を書くって難しい。私は国語教育で全然修得できていませんね(苦笑)

国語を学ぶことで、文章を書く技法を身につけることは、こんな風にブログを書く上でも役に立つことです。

もっと目的をはっきりさせた方が子供も向上心が上がるような気がするんだけどな。

 

長々とすみません。今日1日黙々と考えていたのでつい。

 

そんな今日は、解釈なんていらない!自由に楽しく読んで!という絵本を紹介します。

 

ブキャッ!!

キャベツくんが歩いてくると、ブタヤマさんに会いました。お腹が空いていたブタヤマさんはキャベツくんを食べようとします。食べられては困るとキャベツくんは自分を食べるとどうなってしまうかを説明し…キャベツくんとブタヤマさんの珍妙なやりとりがたまらない、ユーモア溢れる絵本です。

 

自然の中にキャベツくんなる人がポツン。

そんな表紙から味のある1冊です。

 

顔がキャベツの終始淡々としたキャベツくん。そして、ブタさんでなく、ブタヤマさん。そのネーミングとキャラクター。

体の一部がキャベツになってしまった動物たちが空に浮かぶ愉快さや、「ブキャ!」という音の持つ面白さ。

 

子供たちは、とても楽しそうでした。

 

ライオンが食べたら?クジラが食べたら?

体のどこがキャベツになっちゃうの??

次のページを捲る楽しさを感じられる絵本です。

 

最後にキャベツくんがブタヤマさんにする行動も不思議で後をひく奇妙さ。

ブタヤマさんは一体何を食べたんだろう。

 

これに関しては答えなんかない!理屈はなしで楽しんじゃって!という絵本です(笑)

キャベツくん (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

キャベツくん (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

 

 

ケンカするほど仲がいい?「かぼちゃスープ」

こんにちは。

マイルドライナーというマーカーペンを買ったら、色がかわい過ぎて、手帳熱がふつふつと沸いてきたくるみです。

手帳好きには言わずと知れた文房具らしいです。

 

ひめは相変わらずごっこ遊びが好きです。

最近は病院ごっこがブームです。

(本人いわく「クリニックやさん」)

 

お医者さんごっこではなくて、病院の受付ごっこです。

「今日はどうしましたか?」

「まずはこの紙を書いて下さい。書き終わったら持ってきて下さいね」(たぶん問診票)

「はい。7番のカードです。7番って呼ばれたら来て下さい。」(折り紙で作った番号札を渡す)

「このクリニックのカードですので、どうぞ。」(診察券らしきものを渡す)

先日にーさんが捻挫で受診した時の真似だと思いますが、問診票のくだりなど、わりと忠実で驚きます。しっかり見て覚えているんですね。

 

けれど、このクリニックの患者さんはモンスターペイシェント

持ってきてと言われても「いやだ」と言ったり、もらった番号札をその場で破り捨てたり。

2歳のちびにはまだ患者役は務まらないようです。

お姉ちゃんのキャスティングに不満ぶーぶーの2歳です。

 

世の中にはいろいろな役割がありますが、いくら適材適所と言えど、いつも同じじゃ飽きてきちゃう、たまには違うこともしてみたい!

今日はそんなちびのようなあひるさんの不満から始まる可愛い物語です。

 

ケンカするほど仲がいい

世界一おいしいかぼちゃスープを作るねことりすとあひるの仲良し3人組。それぞれの持ち場でうまくやっていたのに、ある朝あひるが違う持ち場をやりたいと言い出し、家出までする大ゲンカに発展。かぼちゃスープは、どうなってしまうのでしょうか?

 

美味しそうなかぼちゃスープを作る可愛い3匹。

急にワガママを言い出すあひるはまるで背伸びをしたがる末っ子のようです。

 

そんな子供に親しみやすいストーリーもさておき、絵の3D感と、絵と文字の配置の可愛さが目をひきます。

ちょっと暗めのトーンとかぼちゃつながりでハロウィンのこの時期にもぴったりかもしれません。

 

美味しいかぼちゃスープは3人が自分の持ち場を守ってこそなのですが、なんか私の仕事、つまんなくない?っていう気持ちもわかる。

持ち場変わったらスープ美味しくなくなっちゃうじゃん!!っていう気持ちもわかる。

ああ、まるで我が子たちを見ているよう…

でも、たまにはスープの出来は目を瞑って、代わってあげたら良かったのかも。

仲良くしようよぉ!と思う私。

 

ところが、ひめは最後のハチャメチャページが面白かったみたいで、ケラケラ笑っていました。

「仲良くやりなよ」と思うのは親だからなのかも?

ケンカするほど仲がいい。ケンカなんてそんな風に笑い飛ばしていたらいいのかもしれません。

 

兄弟ゲンカも可愛く見えてきちゃうかもしれない1冊です。

かぼちゃスープ

かぼちゃスープ

 

 

かぼちゃスープ

ふわふわぽわんを我が心に「むしゃくしゃかぞく」

こんにちは。

土曜日の運動会が想像以上に寒くて、まんまと風邪をひいてしまったくるみです。

子供の上着はしっかり持っていったのだけれど、自分はなぜか大丈夫だと思ってしまい…育児あるあるですか?これ。いや、自己管理も育児のうちですね、反省してます。

 

そんなこんなで日曜日は昼食後半日寝かせてもらいました。

夫は突然夕ご飯を任されたプレッシャーからか、にーさんと言い争いしてばかり。

 

少し目が覚めてぼんやりしていると階下から聞こえる声。あーあまたやってる…とどんよりしてしまいました。 

 

普段は怒るどころか、不機嫌なことも少ない夫なのですが、ここ数年で怒ることがとても増えています。

ほとんど原因はにーさん。

 

口答えする、基本イライラしていて感じが悪い、返事がない、聞いても素直に答えない、注意されるとパニックになって更に聞く耳を持てない。

そんなにーさんの性格。

(こんな風に冷静に言葉で羅列していくと、目も当てられなくて凹んでしまいます(*_*;)

 

産まれた時からずっと眠れなくて(眠りたくなくて?)泣き続けていたにーさん。

基本が不機嫌ベースです。

 

夫も、真っ向から注意しても上手くいかないのは幾度となく経験しているはずなのですが、言うは易し行うが難し、なかなか思うようにはいかないようです。

そんな夫に少しイライラ。

まさに不機嫌の連鎖…不機嫌が蔓延してしまった我が家。

 

不機嫌が個性なのだとしても、やはりご機嫌の方が、周りだけでなく、自分も生きやすいはず。

どうにかして、大人になるまでにご機嫌に生きていけるような技術を身につけてあげたいと思ってしまいます。

(自分も知りたいくらいなのですが…)

 

むしゃくしゃ家族にはなりたくない!

 

今日はそんなむしゃくしゃしている家族のお話です。

 

ふわふわぽわんはどこにあるの??

むしゃくしゃ家族はいつもむしゃくしゃ。不満を言って、ぶったり、けったり、つきとばしたり、けんかばかりして暮らしています。ところが、末っ子がある日ふわふわぽわんとしたふしぎなものを見つけて…むしゃくしゃ家族はむしゃくしゃを抜け出せるのでしょうか。

 

ハリネズミのような動物の家族。

とにかく顔がすごい。むしゃくしゃむしゃくしゃ。不機嫌そのもの。

お父さんお母さんお兄ちゃんお姉ちゃん、末っ子の男の子。

末っ子の性別以外はうちとおんなじ構成です。

 

「お兄ちゃんとお姉ちゃん、ケンカばっかりしてる。うちと同じだね。」

なんて言いつつ。

 

末っ子の拾ってきたものから変わる家族の気持ち。

一体何が来たんだろう?

うちにも欲しいふわふわぽわん。

 

お母さんの作る食べ物も変わり、どんどん変わっていく家族の姿。

 

1つの変化が次々と変化を呼び、いつの間にか大きな変化に。

ほんわかする絵本です。

 

けれど、これが反対の変化もあり得るようで、我が家がその例です(汗)

 

ひめはご機嫌、前向きの発信源なので、そこから広がらないかと思うのですが、にーさんとの関係性もあり、なかなかそうもいかず、難しいところです。

 

今はむちゃくちゃなちびが場を和らげる役を担っていたりします。

 

とにもかくにも、変えられるのは自分。

まずは私の中のむしゃくしゃをどうにかしなくては。いつも心にふわふわぽわんを。

 

むしゃくしゃの表情もちょっと可愛いと思ってしまう、5人家族のお話です。

むしゃくしゃかぞく

むしゃくしゃかぞく