光より速いものは何か「もっとはやいものは」
こんにちは。
急に始まったちびの夜泣きに悩まされているくるみです。
ブログを読んで下さっている方はお気付きかもしれませんが、我が家では科学に関する絵本を読む比率が高いです。
にーさんが選んだり、にーさんの好みに寄せるとそうなるのですが、私自身も好きだからなのでしょう。
子供と話していると、「これはなに?」「それはどういうこと?」などの質問を受けることがよくあります。たとえ簡単なものでも、わかりやすい言葉で簡潔に相手に伝える、ということはとても難しい。難解なことならなおさらです。
子供に向けた科学の絵本は、本当は難解な内容だとしても、複雑な方程式や理論を使わずに、好奇心を掻き立てるように導入し、絵も上手く使ってわかりやすく説明しているので、それだけでもう、すごいなぁと思ってしまいます。
そして、大人にも、外の世界に興味を持ち疑問を感じる純粋な気持ちを思い出させてくれます。
時に、科学は、感情や人間味などと対極の存在として表現されることもありますが、科学は人間の素朴な疑問、世界への好奇心の現れ、純粋な未来を夢見る前向きな感情の結晶だと私には思えます。
さて、科学への愛を語ったところで。
今日紹介するのも科学絵本。にーさんが選んだ1冊です。
光よりも速いものは…
ひと、鳥、乗り物…遅いものから始まり、それより速いものは、とどんどん思い巡らせる絵本です。生き物より速い音や光。
光より速いものは…?
音や光までくるとひめはちんぷんかんぷん。
と、いうよりひめの中では飛行機が電車より速いというのも納得行かないのです。
確かに、踏切で轟音とともに走り去る電車と比べて、空高く遠くに見える飛行機はノロノロと進んでいるように見えます。
絵本で知ることも楽しいですが、知識を詰め込まれる前の子供のこういう感覚も大事にしたいものです。その辺のバランスが難しいと思う今日この頃ですが。
それはさておき、この絵本が速いものを探し求めていった結果、たどり着く何より1番速いもの。
これが、とてもいいです。
説明調で淡々とした内容だからこそ、じわじわと胸打たれるラストです。
新幹線でも「のぞみ」は「ひかり」より速く着きますよね。
リニアモーターカーにはどんな名前が付くのかな 。
大人も楽しめる奥深い絵本です。