末っ子の気持ちに寄り添う絵本「ティッチ」
こんにちは。
ヘルニアの痛みが危険レベルに入ってきて、またいつか起き上がれなくなるんじゃないかと厳戒態勢のくるみです。
さて、我が家には3人の子供がいます。
子供が3人になって2年ほど経ちますが、今でもふとした時に家の中を見渡して、子供だらけだなぁ、と他人事のように思います。
私自身は2人兄弟で、周りも2人が最も多かったイメージです。
それから30年、少子化と言われ久しい現代で、3人はそういないだろうと思いきや、今周りにはとても多いです。去年のひめのクラスで30人中13人が3人兄弟という名簿を見てさすがに驚いたのですが、これは地域差なのか何なのか…。
ブログを拝見していても、3人は割と多いですね。
皆さんの近くではどうでしょうか?
私は3人欲しくて、幸運にも望みが叶ったのですが、3人欲しかったのは子供好きだったわけでもなく、なんとなく未知の世界を体験してみたかったからです。
あとは、親しい友達が3人姉妹で賑やかで楽しそうだったことや、3人寄れば文殊の知恵というように3という数字の持つイメージの良さや、3人以上いれば子供の中に社会が生まれることなどなど、後からこじつければ理由はいろいろ挙げられます。
実際3人の子育てはワンオペだとかなりヘビーで、洗濯物の量1つとっても、永遠に干し続けているような錯覚を起こすほどです。ヘルニアで体を壊してからは毎日が限界に近い精神状態で走り続けている気もします。
ただ、やはり単純に3倍可愛いし、1人もしくは2人にイライラしてもまだ1人いて、なぐさめてくれたり、笑わせてくれます。
今日はにーさんが下の2人を順番に抱っこしてグルグル回して遊んであげていて笑い声に溢れ、そんな光景を見ていると心が温まります。(3人で仲良く遊んでいることなんて、とーっても珍しいですが)
3人兄弟がおすすめかといえば、個人的には満足していますが、一人っ子には一人っ子の良さが、2人には2人の、4人以上にもそれぞれの良さがあるのだろうと思うし、子供がいないならいないで、それはそれでいい所があると思うので、どれがいいのかはその人次第なのだろうと思います。
今日の絵本は、うちと同じ3人兄弟のお話です。
我が家の末っ子は例外
ティッチは小さな男の子です。お兄ちゃんのピートとお姉ちゃんのメアリは、いつもティッチよりステキなものを持っています。ピートとメアリは自転車なのに、ティッチは三輪車だったり。いつも2人をうらやましそうに見つめていたティッチですが…
小さいが故にお兄ちゃん達と同じことをさせてもらえない末っ子ティッチ。
上の子を羨んだり、負けたくないと思う下の子の気持ちがわかりやすく表わされています。
ティッチの表情もわかりやすく、愛らしいです。
そして、最後のティッチの表情の誇らしげなことといったら!小さい子の可能性を感じさせてくれるラストに明るい気持ちになれます。
いつもお兄ちゃんやお姉ちゃんに子供扱いされている末っ子ちゃんの共感を得ること間違いなしの絵本です。
我が家のちびも最近は赤ちゃん扱いされるのに文句がある様子。
何でもいっちょ前にやりたがります。
なので、この絵本に共感を持つかと思うと、我が家の場合はそんなことはないのです。
というのも、年の離れたにーさんとのんびり屋さんで平和主義のひめは、ちびにとても甘く…
例えばおやつの時間。
年齢に合わせた量を配るのですが、ちびは驚異のスピードで食べ終わり、上の2人に「ちょーだい」とねだります。
自分の分は食べたでしょ、と言っても聞く耳を持たず、「すこしだけ」と甘えるちびに、2人ともほいほいとあげてしまうのです。
結果、2人からもらったちびがひめより多く食べるという下剋上状態。
それを知りつつ、全然気にしないおおらかなひめ。
(なので最近おやつはあげる分も計算して上の2人に上乗せしてあげます…)
一事が万事こんな風で、ひめが誕生日プレゼントでもらったキックスケーターも乗りこなし、全く末っ子然としていない我が家のちびなのです。
我が家の読み聞かせでは、似た兄弟構成で最初に感情移入した分、末っ子ちゃん主役で上の2人にはちょっとつまらなかったようです。
ちびはちびの言い分もあるだろうからちびが大きくなってまた読んであげたら、響く部分もあるのかもしれません。
兄弟のいない子も年上に対する気持ちで共感できることはあると思うので楽しく読めると思います。