3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

人には言えない悩みのお話「おしっこちょっぴりもれたろう」

こんにちは。

よしお兄さんの最後を見届けようと思っていたのに、春休みのイレギュラースケジュールに惑わされてまんまと見逃してしまったくるみです。

 

さて、今日は少し恥ずかしいお話を。

(シモのお話なので、苦手な方は読まないで下さいm(_ _)m)

 

ひめの卒園式後に保護者の懇親会(という名の飲み会)がありました。

そこで盛り上がった話題、それは一体何でしょう?

 

それは……

 

尿モレの話でした。

 

こんな話で盛り上がるなんて、20代では考えられませんでした。

もしかしたら同じ年でも独身や出産経験のない方は考えられないかもしれません。

私自身、RIKACOさんが爽やかさを装ってCMしているのは他人事で、こんなに早く我が身に降ってくるとは思いませんでした。

(ましてやこんな話をブログで公開しちゃうなんて(苦笑))

 

30代以上の出産経験者、さらに2、3人目を産んだ方には共感していただけるかな…

 

妊娠中のマイナートラブルはあげるとキリがありませんが、中でも私が困ったのが尿モレでした。

3人目の妊娠中、風邪をひいてしまい、咳が止まらなくなり、その咳に伴う尿モレが半端なかったのてす。

 

寝ている間咳込むと、必ずといっていいほどモレるので、最大容量の吸水パッドを使っていました。

少容量のものだと、夜中に何度も替えなければいけないために起き上がらなければならなく、睡眠不足になり辛かったのです。

 

夫に吸水パッドを買ってきてもらうようにお願いしたところ(具合が悪くお願いするしかなかったので)、夫が行ったドラッグストアには少容量のパッドしかありませんでした。

夫が店員さんにもっと大容量がないのか聞いたところ(夫はそういうことに恥じらいを感じない人なのです)、「そんなに必要ないですよ。この容量で充分なはずです」と言われ、夫婦で苦笑いするという事件がありました。

 

そんな話をして盛り上がった飲み会。

なぜこんな恥ずかしい話で盛り上がれたかというと、それは、その場には出産による尿モレ経験者がたくさんいたから、です。

 

同じ悩みを共有するもの同士は話も弾みます。

 

今日の絵本は正にそんな絵本、その名も「おしっこちょっぴりもれたろう」です。

 

困ったことはみんなある

ぼく、おしっこちょっぴりもれたろう。

パンツにおしっこがちょっぴりもれちゃうから、いつもお母さんに怒られる。

でもみんな隠しているだけで、もれたろうなんじゃないの?

ユーモアの中に、深いテーマを感じる絵本です。

 

パンツ姿の男の子がパンツを覗き込む、というわりと衝撃的な表紙です。

名前も「もれたろう」。

最初から子供の心を惹きつけること間違いなし!

 

もれたろうくんはパンツを乾かす間、自分と同じ悩みを持つ仲間を探しに行きます。

すると、さまざまな違う悩みを持つ人に会うのです。

みんなそれぞれその人にしかわからない困ったことがあると気付くもれたろうくん。

 

周りはみんな幸せそうでいいなと思っていたら、意外とみんないろいろ悩んでいるものだと気付くことって成長過程でありますよね。

それをおしっこで惹きつけつつ、ユーモアたっぷりに教えてくれるというステキな絵本です。

さすが、ヨシタケシンスケさん!大好きです。

 

うちの子たちは「けっこうもれたろう」くんの登場に爆笑。

 

私は、お母さんの迷惑顔や濡れてないかな〜と覗き込むもれたろうくんが好きでした。

 

おしっこけっこうもれ子だった私は、今後の人生に向けて、尿モレ体操頑張ります。

おしっこちょっぴりもれたろう