ご注文は何にしますか?「おすしのずかん」
こんにちは。
体重がほとんど変わらないことに油断していたら、体型が変わっていたくるみです。
さて。
みなさんの家庭では外食といったら、どこにいくことが多いですか?
うちは、にーさんとひめの食の好みが真逆で意見が合わなくて困るのですが、そんな中でも、家族の誰もが満足できるお店といったら、回転ずしです。
突然ですが、私が選ぶ回転ずしのメリットベスト3!
第3位!
お皿が回ってたり、注文用のタブレットがあって、子どもたちを飽きさせない。
第2位!
ラーメンまである品揃え。(ひめは麺派)
そして、第1位は!
子供が自分で食べたいものを食べる分だけ注文できる。
なんか地味な1位。
けれど、これ、私にとってはとても重要。
ファミレスなどにいっても母親は、食べたいもの食べられませんよね?(うちだけ?)
子どもたちみんなが好きなもの頼んだら、
「思ってたのと違った」
「こんなに食べ切れない(だからお子様メニューから選べば良かったのに!)」
「やっぱり唐揚げが食べたかったな」
↓
家では「出されたものを食べなさい」とガンとした態度の私も、久しぶりの外食でガッカリさせるなんてイヤだな…となって、「唐揚げくらい頼んじゃえば?」とつい言ってしまう。
↓
テーブルには余る料理の数々。
↓
夫は「無理して食べるのは体に良くない」などと、正論(?)を振りかざし、見て見ぬふり。
↓
食べ物を残して捨てるなんてバチが当たるし私が食べるしかない…こんなことなら自分のを頼まなければ良かったな。
という経験を繰り返し、はじめから自分の分は頼まない、なんてことありませんか?
子供の食欲はムラが多く、予想外に何も残らなかったりして、私の分がなくなることもしばしば…。
なので、回転ずしが私は大好きです!(同様の理由でバイキング形式も好き)
自分の好きなものを食べられるのって最高です。
普通にお寿司美味しいですし!
今日は、みんな大好き、おすしの絵本です。
ご注文は何にしますか?
へい、いらっしゃい!ぺんぎんずしへようこそ。まぐろ、かつおなど赤いおすし。たい、ひらめなど白いおすし。穴子などの長いおすしに光り物。軍艦その他。おすしをわかりやすくジャンル分けして、それぞれがどんな生物からできているのかを図解してくれます。ユーモラスなペンギンたちもとても楽しい絵本です。
握ったお寿司の絵のページに
ごちゅうもんはなににしますか?
の呼びかけ。
絵で描かれたお寿司は丁寧に描写されていてどれも美味しそうです。
呼びかけに対してもちろん食べたいお寿司を選ぶ子どもたち。
子ども達の注文を待ってから、
かしこまりました。しょうしょうおまちください。
と、次のページを開くと、前のページのお寿司の材料になる魚たちの絵。
店員のペンギンたちが魚を捕まえようと海に潜っている様子が描かれています。
この本、大人でも勉強になります。
以前も白菜の花を見たことがないと言っていた私ですが、魚もさばくことのない日常。学生のころ調理実習でやったっきりです。
まぐろや鯛やうなぎは知ってるものの、スズキさん、わりと立派なヒレを持っていたのね…などなど。
知らないことばかり。
それぞれの魚に付いているい短い説明文のチョイスも絶妙です。
身体の特徴や名前の由来、食べ方など、内容に統一感を求めず、子どもにもわかりやすく魚ごとに興味をひく内容を選んでくれているので、面白く記憶に残ります。
「全長50㌢、生息インド洋…」などと本当の図鑑のように書かれても絵本としては退屈ですよね。
それぞれの魚の絵を眺めて、ひめとちびも、
「鼻すごいながーい!」(かじき)
「くちがながーい!」(さより)
と夢中になっていました。
回転ずしには魚介の他にもお肉や卵などのお寿司もありますね。
そんな「その他のお寿司」の次のページには…
あれれ、牛や豚が海の中で泳いでる!?
ひめとちびはこのページが楽し過ぎて全然先に進めませんでした。
軍艦と巻物のページの最後には、ペンギンが巻かれちゃってる!
ちびは「これたのんで、まわりたべて、ペンギンさんだして、〇〇ちゃん(ちび)がだっこしてあげる」と張り切って注文。
「あと、これ3こ!」と1番大好きなイクラのお寿司もちゃっかり注文してましたけど。
遊び心いっぱいで、食育にもなる、とっても楽しい絵本でした。
同じシリーズで「パンのずかん」もあるそうです。絶対読みたい!