ユーモアあふれるねこたちの冒険「11ぴきのねこ」
こんにちは。
落ち込んでいる時に夫に何かを求めてしまうものの、言って欲しい言葉やして欲しい態度もわからないくるみです。
気分に波があり過ぎるのが自分でもどうにもできません。本当は他に求めず自分で完結しなければいけない問題なんですよね。
さて、そのことは一旦忘れて集中、と。
ここのところ、ちびのお話レベル、理解レベルがぐんぐん伸びているのを感じます。
先日の記事にも書きましたが、信号も理解しているし、「かして」「ちょっと待って」「どうぞ」とおもちゃの貸し借りもわかるようになりました。
やっぱり上の子の影響というのは大きいようで、私が教えてない言葉もどんどん吸収しているようです。(というより、親が全然教えてないのですが)
思えば、上の子には積み木や絵本を見せて、これはゾウだとか、数字の数え方とか、意識して教えていた気がします。
ところが、ちびには聞かれたら答える程度でわざわざ時間とってやってあげていないことに気付き、苦笑いしちゃいます。(もはや反省でも改心でもない…)
そんなちびですが、いつの間にか数を数えていました。
おっ!と思って聞いていると…
いち さん ごー はく りー さん ごー
えっと、やたら3と5が出てくるし、途中で中国語のような感じ。
独特でした(笑)
今日は1、2、3…と全部で11匹のねこが登場するお話です。
のほほんと生きるねこたち
いつもおなかがぺこぺこの、とらねこ隊長率いる11ぴきののらねこ。ある日、じいさんねこに山のずっと向こうの湖に怪物みたいな、大きな魚が住んでいると聞いて、出発したねこたちは…。貪欲でどこか間が抜けているねこたちのユーモアあふれる冒険物語です。
物語は1匹の小さな魚を11匹で分ける所から始まります。
1匹だけ外見の違う、とらねこ隊長が分けて食べようと宣言するのですが、その仰々しさに比べて、分け方の不公平さに笑ってしまいます。
尾ビレの半分だけって…。絶対不満出ますよね。
目が線で描かれたねこたちの表情といい、ユーモアたっぷりで物語に引き込まれます。
ひめは、序盤では11匹揃っているかを数えたり、巨大魚と戦うところではねこの身を案じたり、物語の世界に完全に入り込んでいました。
緊迫した雰囲気一変、最後のページではほっとしたように笑い、「面白かったぁ」と言っていました。
怪我を負ったりしながらもどこかのん気なねこたち。自由を感じます。
勧善懲悪でもないし、教訓があるわけでもない、のほほんと進んでいくユーモア溢れる物語です。
難しいことを親しみやすい形でわかりやすく伝える絵本も好きですが、こういう絵本も押し付け感がなく、子供たちは大好きです。
大人も癒やされます。
読後に表紙を眺めていると雲を見つめるねこたちにも親しみを感じてきます。
本当に魚の形の雲なのか、お腹すき過ぎて雲が魚に見えちゃってるのかな。
よく見ると、もうすでに噛みしめているような表情しているねこも1匹います。
シリーズの外の作品も読んであげたいです。