3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

チョコレートの甘い誘惑「こねこのチョコレート」

こんにちは。

のんびり屋のひめに「はやく!はやく!」とばかり言うのが嫌で、良い声掛けがないか、探しているくるみです。

 

さて。

私は食欲に波があります。

これって、女性特有?それとも私だけ?もしくは男女関わらず皆さんもそうなんでしょうか?

この波は自分でも病的と思うほどで、波というより、大波です…

とにかく食べても食べてももっと食べたい時期、と、少し食べたらもう充分という時期、を繰り返して、体重を保っています。

 

先日まで食欲期だった私は、チョコレートが食べたくて食べたくて。

バッカス(毎年冬限定で販売しているロッテのコニャック入りチョコレート。お酒好きにはたまらない!)を買ってきて、夕食後に必ず食べていました。

 

一度習慣付くとチョコレートの甘い誘惑を断ち切るには、相当の覚悟が必要です。

キッチンに確かに存在するチョコレート。

1つ食べるくらい、大したことはないよね、と手を伸ばしてしまうのです。

 

だから、この絵本のジェニーちゃんの気持ちがよくわかる!

前回に引き続き、チョコレートにまつわる、とても可愛い絵本です。

 

タンスの中で誘うこねこのチョコレート

ジェニーは4歳の女の子。弟の3歳の誕生日の前日に、自分のお金を使って、こねこのチョコレートをプレゼントとして買います。それをタンスに隠してベッドに入ったジェニーですが…。子どもの心情を丁寧に描いた可愛い絵本です。

 

あたしも、クリストファーにプレゼントをかいたいな。

と、弟のために自分のお金でチョコレートを買ったジェニー。

誇らしげなお姉ちゃんの気持ちが読み取れます。

明日のためにタンスにしまうところまでは良かったのですが…

 

ベッドに入ったジェニー。タンスの中のチョコレートのことが頭から離れません。

こねこのチョコレート、ひとつたべたいな

そう考えて眠れなくなってしまったジェニーはとうとう、1つ食べてしまいます。

うーん!なんて おいしいんでしょう。 

 「うーん!」という言葉がチョコレート味をよく表現しています。

こっそり食べる夜のチョコレートの至福の味!

 

タンスまで、つま先でそーっと歩いてきたジェニーの姿が可愛くて可愛くて。

 

そして、物語は続き…

かわいらしいエピソードについつい微笑んでしまいます。

全てお見通しのおばあちゃんの言葉も温かく響きます。

 

ジェニーと同じ年のちびは、

「プレゼントは食べちゃダメだよ!○○(ちび)ちゃんは食べない!」

と宣言していました。

甘いものに目がないひめも、

「わたしもプレゼントは食べないよ。」

とジェニーをたしなめていました。

 

ダメだと分かっていても甘いものの誘惑は強い。

バッカスの誘惑に負けちゃう私はジェニーの味方です(笑)

 

とても可愛いエピソードに思わず微笑んでしまう絵本です。

こねこのチョコレート

こねこのチョコレート