3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(中1)ひめ(小3)ちび(年中))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

新しい環境にチャレンジする人へ「とんことり」

ずーいずいずっころばーし おーまめーとスイッチ!♪

ひめが歌う歌詞にいつも注目しているくるみです。

お豆がコロコロと転がり、ピタゴラスイッチの旗が立つ絵が頭に浮かびました。

 

この春、ひめは小学校に入学しました。

小学校には同じ幼稚園の子もけっこう多いのですが、仲の良かったお友達は残念ながらほとんどが違う小学校で、涙なみだの別れの卒園式でした。

 

「寂しいね。でも大丈夫。小学校で新しいお友達ができるよ」と慰めてもしょんぼりしているひめに、それ以上かける言葉は見つかりませんでした。

まあ代わりがいるからいいって話でもないですしね…

 

小学校に通い始めた今は、毎日新しいお友達の話を嬉しそうに話してくれ、ホッとしています。

 

月並みですが、別れがあれば、出会いもある、ということですね。

 

でも、新しい友達を作るのって勇気がいりますよね。

隣の席の子に話しかけるドキドキとか、目が合ってお互いはにかむ感じとか、なんだか懐かしいです。

 

1年生は、「友達になろう!」とストレートに話しかけてきてくれる子もいるようで、まだまだ可愛いです。

 

今日は、そんな新しい環境に置かれた時の不安と、初めて友達になる時の緊張とを味わえるお話です。

 

最初は心細いよね…

かなえは山の見える町に引っ越してきたばかり。お父さん、お母さんは引っ越しの荷物の整理をしていてかまってもらえません。そんな時、「とん ことり」と玄関で音がしました。玄関にはすみれの花が…いったい誰が入れたのでしょう。新しい環境で心細かったかなえに訪れた、新しい出会いを描いた心温まる絵本です。

 

「とんことりって何?小鳥の本?」とひめ。

確かに謎の題名ですが、題名になるだけのキーフレーズです。

 

「ともだちが いなくて つまらない」

そう言うかなえの寂しさはお母さんと町を歩くときにも伝わってきます。

小さな背丈から見た知らない町。

知らない場所にきた心細さが読み取れる場面です。

 

そんなかなえに贈り物が届きます。

拙い手紙や折り紙で作った人形に幼さが感じられます。

かなえと友達になりたいのに、もじもじしている女の子にとって、贈り物をするのはどれほどの勇気がいったのでしょう。

その勇気の大きさを考えると、温かい気持ちになれました。

 

そんな2人だからこそ、最後の3ページの笑顔が輝いて見え、嬉しくなっちゃいます。

たんぽぽ畑も可愛く、閉じていた世界が一気に開いて明るくなったようです。

 

新しい出会いには不安と期待がつきもの。

新しいことになかなかチャレンジしなくなった私ですが、新しい出会いは新しい自分にも出会える素敵なことですね。

新しい環境に飛び込む時に勇気をもらえる絵本です。

 

とん ことり (こどものとも傑作集)

とん ことり (こどものとも傑作集)

 

 

いろいろある静かさを集めた絵本「しんとしずかな、ほん」

こんにちは。

絶不調のくるみです。

 

ずっと喘息の薬を飲んでいるのですが、なかなか咳がよくならず、咳をしていたら身体に負担がきて、坐骨神経痛を再発しました。

今日はのたうち回るほどの痛みに、一瞬救急車を呼ぼうかと、考えたほどでした。

 

というのも、夫は子供たちみんなを連れて外出してくれていて、家には私1人。

誰にも助けを求められませんでした。

一時は立っても座っても寝ても痛く、水を飲むこともできず、冷や汗をかきながら呻き、とにかく少しでも楽な姿勢を探していました。

今は少し落ち着いてブログを書く余裕もでてきました。

 

それにしても。

家に1人なんて、いつ以来でしょうか。

なんて静かなんでしょう。

空気清浄機の音だけが、聞こえます。

 

せっかくなので切ってみます。

 

しん。

 

しずか。

 

心が落ち着いてきます。

 

にーさんの走り回る音。ひめの人形遊びの声。ちびの「なんかたべたい」。兄弟げんか。テレビ、ゲームの音。おもちゃの電子音。

普段、どれだけ音に囲まれているかがよくわかります。

 

いつかそんな騒音を懐かしく感じる日もくるのでしょうか。

静かさに耐えられずにテレビをつけるような日がくるのでしょうか。

 

はい、くるのでしょうね、きっと。

今のこの騒音を未来の静かな時間に分けられたらいいのに。

 

静かさ。

皆さんは味わっていますか?

耐えられない静かさと、心が休まる静かさ。

気まずい静かさに、優しさの静かさ。

たくさんの静かさを集めた絵本がありました。

 

静かさあるある

しずかさにはいろいろある。うちじゅうで最初に起きた人のしんとしたしずかさ。ぬりえのしずかさ。棒つきのアメをなめているしずかさ。誰かをびっくりさせる前のわくわくするしずかさ。たくさんの静かさを集めたしんとしずかな、絵本です。

 

しずかさには いろいろある

という始まりから、どんどん紹介される静かな場面。

気まずい時、どうしようという時。

気遣う時や、ドキドキわくわくの場面。

集中している時や、雪の日。

さまざまな静かな場面に「あるある!」と思いながら読み進められます。

 

物理的に静かな時だけではなくて、とんでもないことが始まる少し前とか、逃げ出しちゃいたいと時とか、心がしんとする瞬間も捉えていて、面白かったです。

 

ぬりえの静かさで、思い出すのは、1才児が妙に静かな時です。

それは必ず良からぬこと(いたずら)をしている時。

 

なんか静かだなぁと思って行ってみると、口に入れたマグの水を床に吐いて遊んでいたり、高いところに置いていたはずのクレヨンをなぜだか手にして落書きしていたり…

 

2才の今はぬりえやパズルに集中していて静かな時もあり、成長を感じます。

 

絵本に戻ると、絵も魅力的です。

内緒話をしている友達を見つめるくまの表情や髪型を気にするハリネズミくんの表情。

可愛いだけじゃない動物たちの絵が私はツボでした。

 

最後は寝息の静かさなので、寝かしつけにもいいかもしれません。

大人も楽しめました。大人のシチュエーションで大人向けにも作って欲しいな。おすすめです。

しんとしずかな、ほん

しんとしずかな、ほん

 

 

言葉遊びを楽しもう「ここんぷいぷい」

こんにちは。

薬のせいで、眠気覚ましのコーヒーと大好きなアルコールが飲めず、「もう、何を飲めばいいの〜(T_T)?」と愚痴ったら「水を飲んだらいいんじゃない?」と夫に真顔で返され、目が点になったくるみです。

 

通じない会話は受け手だけでなく、発信側にも問題があるのでしょう。

「普段飲んでる飲み物が飲めなくて悲しい」と言えば慰めてもらえたのかもしれません。コミニュケーションって難しいです。

 

日本語は曖昧な表現が多いと言われますが、それが便利な時もあり、時に誤解を生んだり、心がすれ違ったりする不便なものでもあります。

察する文化は美しくもあり、相手に求めてしまうと疲れてしまいます。

みんなが心の内をはっきり言ってくれればいいのに、と思うことも多いです。

 

けれど、曖昧さを含んだ柔らかい言葉はやはり日本語の魅力。

枕詞などの意味よりもリズムを楽しむ言葉や、かけ言葉などの二つの意味を合わせ持つ言葉など、意味を超えたものを楽しむのも日本語の良さです。

 

にーさんはそんな日本語が好きらしく、難しめの慣用句を使ったり、言葉遊びばかりしています。

替え歌も大好き。漢字も好き。ことわざも好き。

そんなにーさんも楽しめた言葉遊びの絵本を紹介します。

 

懐かしいものから現役のものまで

「いちじく にんじん さんしょに しいたけ…」などのかぞえうたや「しょうがなければやおやへいきな」などのまぜかえしことば、「どれにしようかな…」などのいちきめことば…その他たくさんの言葉遊びをダイナミックな絵とともに楽しめる絵本です。

 

目次が付いていて、「くりかえしことば」「そっくりことば」などと言葉遊びがジャンル分けされています。

それだけでもにーさんは「弁慶の言葉ってなんだろ?」などと興味を惹かれたようです。

 

「いまないたからすがもうわらった」

「なきむしけむしはさんですてろ」

などは、私は子供のころ聞いたことのあるフレーズで、今は聞かない懐かしいものでした。

 

「どれにしようかな…」や「生麦生米生卵」など、今も使われているものもあり、語り継がれている言葉の力を感じます。

題にある「ここんぷいぷい」など、私の知らない言葉もありましたが、どの言葉も読んでいるとリズムが心地よく、意味だけではない言葉の魅力を再認識できました。

 

回文や切れ目で変わる文など、大人の私でも楽しいものです。

 

絵は迫力ある個性的な絵で、日本的な要素も感じさせ、伝わってきた言葉のイメージと合っていて良かったです。

 

皆さまも是非。

 

6年間大事に使ってね!「大接近!工場見学④フィットちゃんの工場」

こんにちは。

子供たちの給食が始まって嬉しいくるみです。

 

ひめは今のところ毎日楽しそうに学校に通っています。

隣の席の子が同じ幼稚園の子なので親としてはとても安心です。

 

昨日から給食も始まり、本格的に学校生活のスタートです。(実は給食が1番心配なのですが…)

 

朝はにーさん含め近所の子たちと5人で登校しています。

歩いていく背中を見送るのですが、1年生の女子2人(ひめとお友達)は小さ過ぎて、まるでランドセルが歩いているように見えます。

 

ランドセルといえば、入学式で今年の1年生はキャメル色のランドセルが多いような気がしました。 

私の頃は赤しかなかったもんなぁ。今の子はランドセルの色が選べていいなぁ、と羨ましく思いつつ、眺めていました。

 

ひめのランドセルはというと、即決で紫を選びました。

あまりに迷うことなくきっぱりと決めたので、よっぽど気に入ったのだと思います。

とってもよく似合っているし(親ばか)、何よりとても嬉しそうなので良かったです。

 

今はランドセルを開けたり閉めたり、中に入れたり出したりが嬉しくて嬉しくて、帰ってくるとすぐに明日の用意を始めます。(ずっと続けばいいのですが…。)

 

そんなひめが図書館で、「これ読みたい!」と持ってきた、ランドセルの製造過程を知ることのできる絵本を紹介します。

 

ランドセルができるまで

色とりどりに並んでいるランドセル。どの色にしようかな。お店に並んでいるランドセルはどのようにできるのでしょうか。工場を見に行こう!まるで工場見学に行ったような気分になれる絵本です。

 

まずはずらりと並んだたくさんの部品。

「こんなに!?」とびっくりするひめは「待って待って!」と自分のランドセルを持って来ました。

 

これはここ、これはここでしょ、これはどこ?

と1つ1つじっくり見ようとするひめに、「早く進んで〜」と言うにーさん。

はい。とりあえず後でゆっくり見るとして次に行きます。

 

すると、1枚の大きな革。

その革が機械で切り抜かれ、たくさんのパーツになります。

そこからはほぼ手作業で1つ1つ縫われていきます。

そして、組み立てられ、だんだんとランドセルの形になっていきます。

 

載っているのは製造工程の一部ではありますが、手作業が多いことに驚かされます。

何人もの手が加わって、1つのランドセルが作られていくことがわかり、有り難いものだなぁとしみじみ思います。

 

ピカピカのランドセルを背負って、歩いて10分もかからない、舗装された道路を通う我が子たち。

大変な環境でも学校に通う世界の子供たちを思い出します。

知っておくことが大事「すごいね!みんなの通学路」 - 3つのたねに絵本の水を

恵まれた環境に感謝し、たくさん遊んでたくさん学んで、自分の力を発揮していって欲しいと願います。

大接近! 工場見学 (4) フィットちゃんの工場〈ランドセル〉

大接近! 工場見学 (4) フィットちゃんの工場〈ランドセル〉

 

 

おばあさんがぞろぞろ集まってくる奇妙なお話「つえつきばあさん」

こんにちは。

咳で処方された薬との飲み合わせでしばらくコーヒーを飲めなくなり、早くもコーヒーが恋しいくるみです。

飲めないと思うと無性に飲みたくなる…

 

さて。

このブログで紹介している絵本のほとんどは、子供3人全員に読み聞かせているものです。

 

とはいえ、上と下が8歳も離れた我が子たち。

みんなが楽しめる絵本はなかなかありません。

なので、それぞれの年齢に合ったものを1冊ずつ、1回で3冊読んでいます。

 

でもまあ、小学校高学年ともなると自分で読む能力も上がり、思春期にも差し掛かってくるせいか、素直に参加したがりません。

 

この春小学5年生になったにーさんは、宿題に、友達との遊びに、習い事に、通信教育に、テレビ、ゲーム、読書…と大忙し。

わざわざ時間を割いてまで参加したくはないのが本音だと思います。

 

けれど、元来本好きなのと、仲間外れになるのが嫌なのと、私への心遣いによって断り切れず、しぶしぶ参加している様子。

(あまのじゃくなので実は楽しんでいるのかもしれないし、本当のところは謎です。)

 

そんな彼にも楽しい時間だと感じてもらいたくて、絵本選びに熱が入ります。

 

今日は、にーさんが珍しく楽しそうに聞いていた絵本です。

 

つえつきばあさんまつり!?

あるごきげんな日、山からつえつきばあさんが歩き始めます。進むうちにぞろぞろと増えてくるつえつきばあさんたち。みんな揃って馬車に乗って、いったいどこに向かっているのでしょう?

 

あるごきげんな日 かなり 山おくの うしごやから つえつきばあさんが ギイと でてきました

題名「つえつきばあさん」。

そこから既に、不思議ワールドです。

赤い布を頬かぶりし、つえをついたおばあさんが牛小屋からギイと出てくる、という状況。

一体何が始まるのだろうとひめとにーさんは隅々までにぎやかな絵をじーっと眺めていました。

ちょっと不気味な絵に、「こわい」とちびはあっという間に退散しました。

 

読み進めるうちにぞろぞろぞろぞろと集まってくるつえつきばあさんたち。

まさかの集団に口をぽかんと開けて眺めるひめ。

繰り返される擬音語の「ギイ」が気になり、かぶせてくるにーさん。

 

何が始まるのかと思ったら…3年に一度のつえつきばあさんまつりですって!

つえつきばあさんまつりって…

 

つえつきおどりを踊って楽しむつえつきばあさん達。

中には若そうな人もいて、おばあさんなのか疑問です。

 

そして、お祭りが終わると帰っていきます。

 

内容はただそれだけなのですが、不思議な世界観にただただ圧倒されます。

ストーリーと絵が絶妙に合っていて、不気味さや奇妙さを互いに強め合っています。

 

お祭りが終わってもはしゃいでいるお茶目なつえつきばあさんの場面が好きでした。

 

是非、独特の世界観を味わって下さい。

つえつきばあさん

つえつきばあさん

 

 

"春"からの呼びかけに答える「はるですよ」

こんにちは。

春眠のせいか、子供と寝落ちしてしまうくるみです。

 

この春、ひめは入学し、にーさんは高学年になりクラス替え、ちびはもうすぐ幼稚園のプレスクールが始まります。

それぞれ、新しい1歩を踏み出す子供たち。

 

私は、それに伴う学用品の準備や書類の束、PTA問題に頭が痛いです。

 

さらに、花粉や季節の変わり目にやってくる体調不良に悩まされています。

そして、大嫌いな虫の季節の始まりでもあります。

 

そんなネガティブ要素もたくさんありながらも、服装も軽くなり、桜が舞い散るこの季節は、なぜだか心が踊ります。

 

諸外国に合わせて年度の秋始まりも検討されているらしいですが、やはり、桜と、新学期の何かが始まるワクワク感はセットとなって身体に染み付いているようです。

 

今日はそんな春の訪れを感じられる絵本です。

 

春からの呼びかけ

「こんにちは はるですよ」森に、山に、海辺に、田んぼに…海中にも、いろいろな所に春がきました。雪が溶け、生き物が活動し始め、花々の色彩に目を奪われる季節の日本の様子を描いた、春の喜びを感じられる絵本です。

 

「こんにちは はるは もう きましたか?」

と始まるこの絵本。そして、

「こんにちは はるですよ」

と毎ページ呼びかけられます。

山や田んぼ、水の中の様子がスケッチのように細やかに描かれ、ページをめくる度にそれぞれの春の情景が目に飛び込んできます。

本物のような草花や小動物に、まるで、絵本の景色の中に実際いるような気持ちになります。

さまざまな生き物に満たされた日本のうつくしい景色を見て、祖母の家を懐かしく思い出しました。

 

満開の桜のページや、れんげ草のページでは、ちびとひめは「かわいい!」と歓喜の叫びをあげていました。

「さくら!」と花の名前も言えるようになったちびは、表紙のうさぎがお気に入りでした。

 

それにしても、呼びかけているのは誰なのでしょう?"春"なのかな…?

「こんにちは!」と元気に答えて春を楽しめるように、丈夫な身体を作りたいです。

 

今日の寒さは冬のようでした。東京でも雪が降ったところもあるそうで…

皆さまも体調崩さぬよう、ご自愛下さい。

寒がりの私は、春が早く戻ってくることを願います。

 

早春から春にかけておすすめの絵本です。

はるですよ (四季のえほん)

はるですよ (四季のえほん)

 

 

秘密を共有する楽しさ「マーサのいぬまに」

こんにちは。

桜を見るといきものがかりのSAKURAを歌いたくなるくるみです。

みなさんは桜といえば、どの曲が浮かびますか?

 

先日、家族で映画を観に行きました。

好きな作家の辻村深月さんが脚本ということで、夫にプリキュアをお願いし、私はにーさんとドラえもんの映画を観ました。

 

人間の持つ想像力について、ドラえもんの言葉が印象深く心に残りました。

 

予告では、「ペッツ2」をやっていました。

「ペッツ」を見たことはないのですが、飼い主も知らないペットたちの意外な素顔を描いたお話、ということで、この絵本を思い出し、読んでみました。

 

秘密を共有する楽しさ

君は、君が学校に行ったあと、ぼくが一日ねむっていると思ってるだろ。そう話しかけるのは、ねこのライオネス。ご主人の留守中にどんなふうに過ごしているかをねこ自身がこっそりと教えてくれる絵本です。

 

見て下さい、表紙の賢そうなねこ。

飼い主がいない間何をしているのでしょう。

新聞を読んだり、筋トレしたり、絵を描いたり、ピアノを弾いたり。

人間の私が感心するような、多趣味多才なねこくん。

 

ミステリアスで、本当に何かを考えているのではないかと思いたくなるようなねこの印象にぴったりです。

 

クールに自分時間を楽しむ様子が面白く、語りかけてくれる口調も秘密を共有しているようで楽しいです。

どうして打ち明けてくれたんでしょう?

自慢したくなったのかな。

 

「ピアノも弾けるんだ、すごいね!」と言うひめの横で「ねこがこんなことできるわけないし」と冷めたにーさん、「ねこいた!」と毎ページネコ探しするちび。

三者三様の反応です。

 

額に入って飾っていそうな、アートのような色遣いの絵がおしゃれです。

 

ねこ好きの方はぜひ。もちろんいぬ派の方にも。

マーサのいぬまに

マーサのいぬまに