3つのたねに絵本の水を

日々思ったこと、子育てエピソードと共に、3人の子供たち(にーさん(小6)ひめ(小2)ちび(4歳))に読み聞かせた絵本を1冊ずつ紹介しています。

回文ワールドへようこそ!「ぞうからかうぞ」

こんにちは。

伯母からお掃除ロボットを譲り受けたので、試運転してみました。

ちびとひめが大喜びで、紙を細かくちぎって「ごはんだよ」と言って与え、「ルンバちゃん!」「ルンバちゃん!」と話しかけ、充電器に戻ると「ちゃんとおうちに帰った~!いいこ~!」と褒め称え、ペットのように扱っている姿を見て、「うちはワンフロアが狭くて使いにくいから手放すつもりなんだ」と言い出しにくくなったくるみです。

 

さて。

2年生のひめは学校で日本語を絶賛勉強中です。

最近は、同じ音の言葉(橋と箸など)や回文に興味が出てきました。

 

先日も、ちびに「トマトってすごいんだよ!さかさまにしてもトマトなんだよ!」と話し、きょとんとしているちびに、紙に字で書いて教えていました。

 

「何かしらない?」と聞くので,「桜とるのにパパに乗ると楽さ」と言うと、

「長いのにすごい!」「他には?他には?」と聞いてくるのですが、そんなに知らず…

 

ググってみたら、

 

「災難、またもや大火事か、大家もたまんないさ」

「虹二つが雨あがった富士に」

「私も『どんな関係?』と問い、ケンカ何度もしたわ」

「世の中ね、顔かお金なのよ」

「来てもよい頃だろ、来いよモテ期」

 

す、すごい…すごすぎる!どれもちゃんと意味通ってる!

回文恐るべし!

と興奮し、気付けば、机→えくつ、テレビ→びれて、などとひっくり返して考えている私がいます。

けれど、自分で長い意味のある文を考えようと思ってもなかなか考えつかないものです。

(考えつくのは「白い濾紙」レベル…)

奥深き回文ワールド。

 

でも、ひめに教えるにはもっと小学生向けの内容の回文がいいな、と思っていたら、ひめにちょうどいいくらいの回文の絵本があったので、紹介します。

 

状況を想像しちゃう楽しさ

「はちにんこそこそこんにちは」「きいろいき」「くまねたらたねまく」シンプルな分かりやすい絵のついた33もの回文で、言葉遊びを楽しめる絵本です。

 

ひめは一文一文逆から読んでは、「ほんとだぁ」と感心していました。

 

題名にもなっている、「ぞうからかうぞ」は、ひめは「ゾウから買おうかな」という意味だと思っていたようですが、「ゾウをからかってやろう」という意味で絵は描かれて

いました。

「どっちなの?」というので、「どっちでもいいんじゃない?」と言いました。

どっちでもなかなか起こりえない状況ですね。

 

回文の楽しさは奇想天外な言葉の組合せの、その情景を想像しちゃうところにもあると思います。

文章としては成り立つけど、その文使う状況ってどんな?、というナンセンスさ。

 

そして、この絵本の絵は想像力を掻き立てるのに最適な絵です。

想像で埋める余白もありつつ、文章に忠実な絵。

 

見事な花とゴミ。

新鋭の生け花作家の現代アート

匂う鬼。

わざわざ匂う鬼について言及するということは本来鬼はいい匂いなのだろうか・・・?

靴がキラリ、ゴリラ気が付く。

やばい、ゴリラに見つかった!こんなビジュー付きのパンプス履いてこなきゃ良かった!

 

なんて、一緒に描かれた絵を見ているとついその背景を考えてしまうのです。

すっかり私がはまってしまいました。

いつか長い回文を自分で考えみたいなぁ。 

 

子供も楽しめる言葉遊びの絵本です。

ぞうからかうぞ (ことばあそびの絵本)

ぞうからかうぞ (ことばあそびの絵本)